「曖昧 純文学」を含む小説

呪われし記憶とやらを引きずって生きている「俺」の話です。

他人の言葉を言った通りに理解できていない。自分から曖昧にすることはあるけど、曖昧な行間を読む会話ではまったく通じ合えないし、意図的に聞いてないフリをする。こっちが気付いている事を…

曖昧な形から、曖昧な形へ。けれどあの日、たしかに私たちは呼吸をしていたのだ。 【私】の元に一通の手紙が届きます。 書かれることのないはずだった手紙、差出人は一年前に死んだ友人。…

夢うつつな過眠の話。SFぽい純文。

男は借金苦による自殺をするため、海に飛び込んだ。そんな中、一匹の魚が現れる。 小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ＋、エブリスタ、プロローグに投稿。

「だからね――大切なのは、今を生きている理由なんじゃないかって、私は思うんだ」 　六月の半ば、在原幸輝(ありはら・ゆきてる)は最愛の恋人を亡くした。 　失意の中、焼き付いた恋…

光の手触りは過去の思い出を外側から内側へ眺めるときに感じるあたたかさと切なさに似ていました。 記憶の曖昧な境界線に触れるとき、それはもう戻れない思い出の世界との境目のようでした…

起きているのに夢と現実の境が曖昧な主人公の話です。

曖昧な季節に身を浸す僕と、地中で眠る君のお話。

なぜ覚えたのかもわからない幼少の頃の記憶が、その後の人生の要所で何度も蘇ることがある。意味があるとも思えない中立的で個人的な心象風景のなかに、人は曖昧なものごとの解釈を委ねて長い…

愛というものの曖昧模糊としたものの 下世話であったり 真摯であったり 真面目であったり 悲しみであったり いろいろなもの 色々なものが混ざり合って最後は幸せに。

高校二年の薫は、帰り道好きな女の子である美咲に声を掛ける。某日の帰り道、ある出来事に薫、美咲は巻き込まれてしまう。 薫は少し違和感のある自室で目が覚める。

インクのしみのように曖昧な雲が空に浮かんでいた朝、私の家の小さな郵便受けに二通の手紙が投函された。差出人は二人とも、高校時代からの旧友。それらの手紙には、ひと目でわかる違いがあっ…

「飛翔体」という曖昧表現にとり憑かれた「体」濫用系小説。 ※この作品はブログ【泣きながら一気に書きました】にも掲載しております。 　https://tmykinoue.hate…

【令和元年記念作品】 大学に入ってから初めての投稿となります。京都の大学に入ってゴールデンウイーク中に自転車で様々な史跡などを周り、歴史小説を書いてみたいと思い、本作を書きました…

遠くのぼんやりを見ている「彼女」と、水晶玉を覗きたい「私」の話です。 音に色があります。形があります。質感があります。 味に色があります。形があります。質感があります。 匂いに…

二人は、出会う前から同じ空間を共にしていた。 高校入学という機会に恵まれ、同級生の誰もが期待と不安に胸を躍らせていた、春。 相手の中身を知ることに少しずつ喜びを覚えると同時に、同…

【登場人物】 ◎志保（しほ）……《主人公》14歳・女 　黒髪ロングの髪をした、ごく普通の女子中学生。 　カメラで何でも撮ることに興味をもっている。 　作中では大人になった彼女（…

水色の少女をめぐる薄い記憶。 主人公は選択肢に恵まれた高校生。 周囲からの承認と否定だけを材料にした、 極めて不安定な現実の中で、 確固たるものを求め、夜の闇へ迷い込んで行く。 …