「旅する少女」を含む小説

　風が、灰栗色掛かった長い白髪を攫っていく―― 　時は淕明六年、照本の国をたった一人で旅する少女がいた。 　少女の名は玉麗。二本の刀を携えた、狐耳の少女だ。 　彼女には、あ…

「微レ存」とは、「微粒子レベルで存在する…？」を略したネットスラングです。 あとは各自勝手に調べてください。(鬼畜)

いずこにかある四つの秘法を求めて、少女は鴉とともに流浪の旅する。 少女は半妖精半妖魔の混血。星の乙女なる寺院に拾われて育つが、決して馴れることのない獣のような娘だった。水魔王の謀…