「コロナ 純文学」を含む小説

日曜の朝、朝食を食べながら、たまった朝刊を読んでいたら、素粒子物理学者の村山斉さんが、いろんな楽器の音の波形をオシロスコープで見た話を書いていた。では、ピアノは？そういう時は、ス…

速水俊は、予備校生。まだ、新型コロナウイルスが蔓延するはるか前の、1970年代の通学風景。 いろいろな人と出会い揺れ動く心。

ボクは地元で内科医を営んでいる五十嵐に呼び出された。新型コロナウィルス肺炎のワクチンを打ってやるという。ボクの優先順位はまだまだ先だ。どういうことだろう。当日、約束の場所へ行って…

コロナ禍の五年目、世界に起きた変化の中の男女の話です。

双児の姉は、毎年夏になると私の部屋へ帰省してくる。 私たちの記憶と、私たちの秘密。過去のはなしと、未来のはなしをしよう。

最近はコロナ禍もあり、自宅でイラストを描く日が増えました。イラストを描くときに練り消しを使うのですが、絵を描いていくたびに黒ずんでいく姿が自分自身と重なりました。生きていると真っ…

満ち足りた静かな日々のなかに潜む、冷ややかな不安を情景として描く。 『緑のおうち』と対になる短編小説。 ［あらすじ］ 室内で息子と遊ぶ母の「私」。 その情景と、彼女（とその家族…

埋めようが無い距離のある人への恋。人は誰しもあらゆるものへの「距離」を感じながら生きている。物理的な、心理的な、社会的な距離。 　僕にとって、その全てで距離があり過ぎる彼女。彼女…

登校時よりも、下校する時の方が感傷的なことを考えてしまうものだ。 明日から夏休みを迎える7月の最終日、佐川涼助は、いつものように友人の直輝と昴とともに学校からの帰途につく。 歩…

以前長いことモグリ学生をやっていました。 市民講座などにも良く出ていましたし、また、そこで知り合った先生方との関係で、学会などにモグったこともあります。 とはいえ正式に文学部の…

とつぜん降りかかってきたコロナという災厄。 未知の脅威の下でもがき苦しむ日々に、とうとう「緊急事態宣言」が発令された。 家のなかに閉じこもることを余儀なくされた人々は、外界から閉…

　コロナで外出自粛の2020年春。マスクは外に出る際の必須アイテムとなっている。 　部屋に居た私に友人から連絡が入った。 「お勧めの動画だよ、短いし是非見てね」 　見れば「マスク…

　コロナウイルスの蔓延により、世界は今かつてない危機にある。 　今この危機に人々が適切な対応に出ないとどうなるのか？　世界は終わりを迎えようとしているのか？ 　今ここに人々の意識…

　季節外れの投稿ですが、昨今の新型コロナ事情を鑑み……。 　もう10年近く前（正確に覚えてない…）のことになりますが、なんとも〝ヴァンパイア〟と縁のある（※詳細は本文を）原因不…