「口ばっかり」を含む小説

　新国王エドワード七世の戴冠式を前にした一九〇二年の七月末、ホームズとワトソンはホームズの兄マイクロフトの仲介で外務省に呼ばれ、ランズダウン外相と林董(ただす)日本公使から直々の…

　目が覚めたら、脱出口がない場所にいた。 　その場にいたのは、見知らぬ1人の男性と1人の女性。 　教師の先輩であるシオン先生。 　そして、教え子であるプリシス。 　混乱するオレ…

　高校一年の僕、片垣俊はクラスメイトの今野宮美優里に告白されるも、断った。 　理由は僕に好きな人がいるからだ。 　名前は同じクラスで委員長をしている神前美穂。 　一方で、フラ…

　新しい惑星が見つかった。そこはごく一部の者しか知らない。その惑星は地球とつながり、ある条件を満たしたものがその惑星に『捨てられる』。また、ある条件を呑んだものが『死す』。 　そ…

アイドルの端っこにいる笑美子は謎の大会に潜り込むことができた。そこでは少女たちの「運」の強さを競わせた賭けが行われていた。笑美子は賭けに勝つために戦いに挑む……

京都を代表する、歌舞伎の聖地でもある南座。 ここでは、芝居を裏で支える様々な職種の人達が働いている。 人々に、夢を与えるために、どんな夢を持った人たちがいるのでしょうか。 登場す…

具現する都市伝説。 それは少年の罪を告発する。 口裂け女の鎌が切り裂くのは、赤い記憶か懺悔の声か――。 ※ 遥か昔に執筆した作品です。 黒歴史の反省も込めて、誤字もそのままに。

ショートショートです。超短いっす。

サプライズが本当に嫌いな、柳さんの話。

魔女の呪いで肉体を奪われた没落貴族と、音楽で日銭を稼ぐ女の子が酒と煙草を片手にげらげらいいながら荒廃した世界を旅するポストアポカリプスファンタジー。

高地にあるさいはての町に、ノイは住んでいる。地の果ての町のさらに果て、南の丘から見下ろす低地には、灼熱の荒野が広がっている。その先には何もない、ここが世界の果てなのだと、大人たち…

蛇口とディープキスしたいな、と思ったので書きました。

平和大国日本に生まれたどこにでもいそうな少年 だが、飛行機事故に遭った彼が幸運に幸運を重ねて幸運をまぶして 命からがら何とか辿り着いたのは世界最悪の治安を誇る街『アトロシャス』…

言葉の意味は、時代の流れによって変わるのが当たり前。元々の意味と正反対のニュアンスで使われている言葉だって沢山あります。 でももしも、そんな言葉達が口を利いたら「自分はそんな意味…

言葉からはみ出てしまう感情こそが私（あなた）だと思います。 詩とも短編ともつかないものを書きます。

雨の日、大学生の涼暮早苗がひとり暮らししているアパートに帰る際に目を引く美少年に出会う。 彼は早苗の元カレの松風葵を名乗り、自分はもう死んでしまったから、自分の元の体を探して欲し…

それは20年前の、あの日。 懐かしい、あのバレンタインデー。 今は父親となった「俺」が振り返るのは、20年前の甘いバレンタインの記憶。 初めはほろ苦く、口どけは甘いチョコ…

俺は学食で食事をする幼なじみの頭上から水をかけた。幼なじみは口から親子丼を吐き出した。すると学食のおっちゃんに「女の子に意地悪をした罰として、カレー抜いといたから。カレーうどんじ…

喧嘩が弱くて口が悪くて顔と頭だけがいい眼鏡のセンセ。 キャラクターから入った現代ドラマ。 ヒロインがちょっぴりおませです。

口を開くことが何よりも恥ずかしい世界。 生まれてすぐに腹話術人形を渡される。 腹話術人形がもし壊れたら…コミュニケーション断絶！？ ↓前回の投稿↓ 『キメラカメラで生まれし…