「口ばっかり」を含む小説

ーー人が望めば、どんな願い事も叶える"融資屋"オルヴェルグ。 富も名声も、女も命も、彼に願うーーただそれだけで、等しく願いは叶えられる。 だが、彼の前で二つ目の願い事を口…

　十数台の大型ダンプカーの列が、真夜中の幹線道路を猛スピードで走った。道なりの人家は明かり一つ無く、窓ガラスをガタガタと震わせていた。ダンプカーは、近くのトンネルから突如として現…

※敢えて会話中心の構成です。 ※拙著「僕と守護者の物語」に収録するつもりのストーリーです。ええ、早く本編が追い付くように頑張りますｗｗ 「僕と守護者の物語」 https://…

女がドローンのカメラに向かって口だけを動かした。一文字一文字を区切る様に『た・す・け・て』と。ひょんなことから女を救ってしまったお荷物社員、宗男の人生逆転劇が始まる。

【守護者】（ガーディアン）と呼ばれる霊体は、人間に【憑依】（ポゼッション）することで現実世界と接触することができるようになり、憑依した人間に自分の能力を使わせることができる。 最…

大人気ゲーム、『ジャバリングデッド』。 それに実装された新たな機能。 それは、死者に口を開かせるものだった……

むかーし昔ある所の、おっきなおっきなお屋敷に、ちっちゃなメイドさんが居ました。 　ある日、近くの村にお使いに出ていると、働いていたお屋敷が何者かに襲撃されてしまいました。 　…

技術集積都市セクター４は巨大複合企業コムサットの管理コンピューター”トリスタン”により運営されている。　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　産業廃棄物で埋まった侵入禁止区域を徘…

これは、与太話が御伽噺になるまでの物語。 それほどむかしでもないどこかのむかし。 戒めを解かれた与太話は自らの意思で人々に寄生する。彼らの中でも悪役と呼ばれるものは最も危険であ…

政略結婚のために、隣国トルネア王国に輿入れをしてきたリゼルティアーナ。元気いっぱいおてんば姫はひょんなことから口の悪い騎士と出会って……。 王道展開なケンカップルが書きたくて書…

空から雪が静かに舞い降りてくる今日は、君と出逢ってからの五度目の記念日。 図書館の前に佇む僕は、自動販売機で買ったホットコーヒーを一口飲み、ふぅっと白い息を吐く。 どうか僕…

地球が明日で最後だと言われて 例えば最後に誰に会いたいか。と 聞かれたら私は迷わず君を選ぶ。 君の隣に居れば 地球最後の日でも大きな口を開けて 笑えてると思うんだよ。

『口から先に生まれた男』と称される、高校生・柊木奈津雄が目を覚ますと、そこは死後の世界――天界だった。 しかも奈津雄は自死の罪に問われており今から裁判にかけられるという。身に覚え…

「ようちゃんはどこや？」 総合病院に勤める看護師の洋子は、記憶障害の父が口にするこの言葉を呪いと感じていた。 四方八方へと散らばる思考に、まとまりは無い。しかし、そこには確かな人…

古典、苦手なんですよね。個人的に古典勉強する理由って、考査でいい点取れるようにするためでしかないと思う。 でも最近英語の先生に聞いたんです。勉強する理由は、将来提出物とか確実に出…

ぼっち気味の女子大生、秋月ゆみえは、ある朝大学構内にばら撒かれた紙を目にする。一筋の紙の道。それはまるで諏訪湖の御神渡りのようで――。そこには不審な行動を取る学生が一人。彼は何を…

読んで字のごとく、の内容です。 どこへ行っても変わらない杉ちゃんは、どんな騒動を巻き起こしてくれるんでしょうか。私自身も楽しみながら、執筆したいと思います。 ちなみに、このお話で…

ある日、高校一年の佐々波時也は、横の席に見知らぬ銀髪の美少女が座っていることに気づいた。 声をかければ、「あなたのクラスメイトだけど？」と答えてくる。 だけど、そんなはずはない。…

これまでのものも含めて『笑わせる』ためだけに書いた短編をまとめます。 口にお茶を含んでいても大丈夫ですのでご安心を。 ジャンルは現代やファンタジー系が多くなると思います。 今後の…