「口ばっかり」を含む小説

「ナッラー・カルボル」の名のもとならば殉死か邪教根絶かの二択しかない神徒さんと華のない民俗学者が、脱出口のない海辺の神殿から脱出しようとする話。ふくろうの石像の役割とは果たして。

長年片思いしていた先輩に振られ、失恋のショックから立ち直れずにいた篠原愛奈は、友人からの計らいで博物館へ行くことに。 「ギリシャ神話展」が開催されていた中で、愛奈の目に留まったの…

著者より） フジファブリックの名曲「若者のすべて」を聴きながら、そんな「すべて」がはじめから失われていた「若者」の物語を、実話に着想を得ながら書きました。せつなさと苦みのある青春…

元魔王ガズハの住まいに訪ねてきたのは、ガズハをその地位から追った現魔王。 種族間の対立を生みかねない事件が起きたので解決に力を貸して欲しいという。 え？　お前を助ける義理がある…

私は亡くなった義妹の部屋から、緑色の果実を見つけました。義妹を想いだし、泣きながらそれに口をつけました。 ＊一部不適切な表現がありますが、差別的な意味合いはございません。ご…

過疎化の進む大岩名村でおこる外来種による事件に、村人の失踪。村興しのイベントの最中、それらが一つになる大事件が起こる。立ち上がれ、地域振興２係！　スグデル号発進せよ！

ショッキングな光景を目にし混乱するトオルは急いでその場を後にする。 帰路の途中、見知らぬ少女と出会う。「死にたい。だから、殺されたい。」彼女の第一声はトオルを困惑させた。しかしな…

　狂気のマッドサイエンティスト、間戸零時《まどれいじ》によって製造されたアンドロイド、レヴェナンスXIIIは空間転移の事故で異世界へと転移してしまう。転移した先は、科学などない剣…

１話1500字程度の短い話をたくさん詰め込みたいと思います。 特に事件の起こらない男子高校生の日常を、ほっこりお楽しみください。

元気だけが取り柄の高校一年生、久野一椛。もうすぐ卒業してしまう学校一モテる三年の真壁千紘先輩と両想いになる為、惚れ薬入りのチョコを渡すことを決意した。 でも、惚れ薬作りも、先輩に…

カー坊 麦わら帽子を被り、目のきょろっとした……口の下の黒い点が目印のカエル。 ルー吉 腹が出ていて、目が小粒、体が大きい。 カー坊とルー吉の青春物語。 ★この作品はフィク…

２月１４日、バレンタイン。 朝霧小学校四年三組の教室で、クラスメイトのカカオが、何やら騒いでいる。 「ホームズ、一生のお願いだ！知恵を貸してくれ！。俺にチョコをくれた誰かを、一…

　父親は頭を痛めていた。 　娘が大学を中退して家に引き籠もるようになった。 　裕福な家庭ではあるが、いつまでも続くとは限らない。 　思い悩んだ末、父親は娘と話し合うことを決断する…

目が覚めると見知らぬ部屋にいた。突如現れた幼い少女に無理矢理『アップルパイ』を食べさせられると、私の目に様々な光景が飛び込んでくる。 痛くて苦しくて妬ましくて満たされない、日常…

街角や駅の出入口などでティッシュを配っている人を見たことはあるでしょうか？ アメや、そのお店の割引券。 街のあちこちで配られている広告には、これまた様々な特典が付いてきます。が…

　俺には、弟が居た。 　弟は、いじめを苦にした自殺だ。両親も、車の事故で死んでしまった。 　でも、俺は、祖父母と幼馴染に支えられて、死のうとも復讐しようとも思わないで生活ができて…

「何だそれは」 　金子はまっすぐに私の顔を見ていた。予想外の事態に驚いているみたいだった。マカナが「やっぱりダメだったんだぁ」と言いたげにこちらを見ているのが分かった。他の生徒た…

この世界にはもう飽きた……。 そう感じたのはいつのことだったかもう覚えてはいない。 ある日、暇を持て余していた陽織仁（ひおり じん）は日向で寝転び、読んでいる小説に感心していた。…

〈あらすじ〉 蒸気都市、ネベル=ヴァルド。 この世の栄華を誇る一大都市には、その代償とも言うべき存在───霧妖(ミスト)がいた。 ベルンとステラは、その霧妖を狩ることで生計を立て…