「答えは？」を含む小説

「鏡の間」は呪われた千の鏡の眠る此岸と彼岸の間（あわい）。 千の鏡に名を問われ、答えた者は、忽ち鏡の中に囚われる。 だがそこには、どんな望みでも叶えてくれる「望みの鏡」があるとい…

「好きです」 その一言が、私の世界を、景色を変えた。 何事にも無関心。無難に何でもこなし、人付き合いも問題なし。けれど、いつものつまらない日常の中を過ごして漠然とした正体のわから…

――時は、2017年1月。 上司から思わせぶりな感じで昇進チャレンジ失敗の通知を受けた野郎が一人。 野郎は考えた、ここでナニをアレしたら男が廃るのではないかと。 そして、寝る前に…

「今日は何が食いたい？」 　そう訊いたジョニーに、レナは、 「スシバーに行ってみたい！」 　と答えた。 　レナのお目当ては、カルフォルニア・ロール。 　けれど、奮発して入った本格…

世界は混乱・混沌で溢れていた。 そんな中、希望に満ちた少年と絶望に満ちた少女が出会う。少女は「この世界のどこにも理想郷なんて存在しない」と言う。少年は「無いなら作ればいいじゃない…

私立上等高校に通う三年生、猫目石瓦礫は幼馴染の夜島帳とともに孤島の別荘を訪れる。愛知県南部に浮かぶ架空島に建つその屋敷は『タロット館』。集まるはミステリ作家たちに名探偵。主催者は…

時間がない。早く……何よりも早く駆け上がれ！ 背後から迫り来る奴らは、すぐそこまで来ているぞ。 さて、追っ手の正体とは誰であろうか。 【＊似た内容の作品がネットの海のどこか…

愛に深く生きる事は罪なのか。 それとも愛に目を曇らせることが罪なのか。 いずれにせよ、答えは出された。 彼らの魂が罪深き事に変わりはない。 変わりなど、ない。 （※重複投稿してい…

この世の真理を解き明かそうと精神の世界を旅した男が出した答えとは！？

世界一のカジノ・シティ――ラスベガス。 その中でも随一と謳われたカジノホテル・ワイアットパレスに十七歳の駿河美桜がやってきた目的はたった一つ。同ホテルのオーナーで、彼女を捨てた実…

　広大なその大地は、後に製図した者達が、 「まるで正面を向いた牛のような」 　と筆を走らせるほどに奇妙な形をしていた。 　両端は南へ下がって海に面し、中央は顔のように大きく広がり…

アイツは嘘つきだ。多くの女を弄んできたに違いない。 あの子は正直者だ。だから弄って色んな表情を見てみたい。

恋はいつだって未知で決まった答えがないから恐いもの。だからこそ愛しくて面白い。 バレンタイン企画に書いたものを直して載せました。

PとAは何色と何色か。例えばこのなぞなぞ暗号が読めた方はその章をご覧いただけましたら。 「暗号なんかしらぬ！　コメディー読みたし！」という方は一話目をすっ飛ばしてご覧いただければ…

神様に出会った少年は、自分の運命を告げられる。 「およそ100年後、この世界は滅びます。あなたが地球を救うのです」 少年は答えた。 「へーそうなんですか？」 とにかく、やる気の…

ライブやレコーディングができなくても、何か自分の音楽の為にできることがあるはずだ。僕は足りない頭で必死に考えた。その結果一つの答えに行き着いた。 「そうだ、小説を書こう」と。 …

【ファンタジア文庫様から書籍化決定！】 ある日突然現れた神が、『人間レベル』システムを世界に公表した。 善行は加点し、悪行は減点する。 それだけの単純なシステムの施行により、世…

受験を乗り越えるためには子供の自立が不可欠なように思われます。どうすればよいのか、私は未だにその答えを見つけられずにいますが、それでも今そこに育っていく子供にどう言葉をかけてあげ…

俺達は戦争をしている訳じゃない。 ――――""人殺し""をしているんだ。 2007年8月20日 オーストラリアから独立して60年。 ここマグナルス連邦共和国は大きな局面を迎えて…

　魂が移り変わっても、変わらぬ愛を誓えるだろうか――。 　ピアニストの水樹（みずき）には指揮者である双子の兄・火蓮（かれん）がおり、彼らは１５歳の時に交通事故に遭い、そ…