「聞いたこと」を含む小説

　幕末大好き、高杉様命の歴女の玲愛は、修学旅行で京都の壬生浪士組駐屯跡地を訪ねていた。 　なぜ、高杉派の玲愛が、幕府派の新選組ゆかりの地を訪ねたのか？　それは、読み漁る歴史物語の…

「はぁ、はぁ……今度こそ本文か？」 「あらすじじゃ」 「なんでだよーーっ！？」 「本文までは遠いのじゃ。お前も知っておるじゃろう？」 「た、たしかに……。カクヨムで本文を…

高校二年生の五月 教室では既にグループができている。 そんな中異彩を放つ三人。 クラスの中心的人物で、トップカースト、幼馴染の山吹渥美。 前髪で目を覆う、声すら聞いたことの無い少…

あるところに、 「御神水」と呼ばれる若返りの水 なるものがあった。 編集者である主人公は あるルーツからその胡散臭い 「御神水」の効能の裏付けとなる 証言を得た。 ソレを元に…

いないはずの息子から「会社の金を使い込んだ」旨の電話。 警察との協力。 見たことも聞いたこともない大掛かりな詐欺事件がここに。

　東日本大震災から10年。 　あの当時、高校生だった同僚の「働いてから大きな災害にあったことがなくて、もし災害があった時のことを考えると不安になってしまう」という言葉を聞いたこと…

大した話じゃない、ただニートが考え事をするだけの話。たったそれだけ。

KACのお題が「走る」とのことなので、走らせてみました。

過疎化が進む田舎。少年は不思議な人達を目撃する。 寂れた山道を登る彼らは山中にある旅館に泊まりに来たらしい。 しかし祖父はそんな旅館など見たことも聞いたこともないと言う。 そん…

この物語は人の上に丸い光る輪っかが見えるようになった男子高校生の物語です。 誰もが思いつく話で、どこかで聞いたことのあるような話。 青春小説とSFを混ぜて、哲学で飾り付けしたよう…

五十嵐修二は、あるきっかけでアイスマンではなく、アイスウーマンなるものをアイスマン発見場所から。西北に約二百キロの地点で発見したが……。

勉強も運動も出来るわけでも出来ないわけでもない。 大学も就職先も中堅という、 すべて中途半端な人生を送ってきた侑（あつむ）は、 ある日大学のマドンナと呼ばれていた 香澄（かすみ）…

肉食系男子・草食系男子は聞いたことがあるけど、絶食系男子とはどういう存在なのか。 異性はおろか、恋愛に一切興味のない男子のことをいう。 そんな絶食系男子と政略結婚することになった…

◆杉原美音子（すぎはら・みねこ）は、今朝も五時半に出勤して行く高橋透哉（たかはし・とうや）を送り出す。 けれども、美音子は、透哉の本命女ではない。 新井愛香（あらい・あいか）は、…

「サプライズニンジャ理論というものを聞いたことはあるかね」 シナリオに脈略なく現れたニンジャが大暴れしたとして、もしも話が面白くなるのであれば元の話を見返したほう良い。 しかし…

もうすぐ高校生になるってタイミングで、私は前世を思い出した。 きっかけは腹違いの弟の名前を聞いたこと。 「それ、小説にでてくるサイコパスなキャラの名前と同じだよね！？」 もしここ…

『コバルト短編小説新人賞』【もう一歩の作品】 超巨大ショベルカーが街に出現して穴を掘り始めたのは今から24年前のこと。俺——士陶竜樹（しとうたつき）が生まれる10年も前のことら…

　この世には今我々が住んでいる世界とは別の世界がある。　その名も異世界。　皆も一度は聞いたことがあるだろう。　異世界に行くためにはある条件が必要となってくる。　それは【トラックに…

――つまらない人間の歩む人生なんて多分、今読んでいる小説の一文よりも価値のないものだと思う。 四角箱安希（しかくばこ　あき）は生粋の箱入り娘だった。親に縛れて、敷かれたレールを…

　大航海時代の末期 「えっ！　わたしが交易船の船長をするの？」 　１５歳で社交界デビューしたばかりの伯爵令嬢セラフィーナに、突然舞い込んだ船長就任の話。 「お家存続のためには止…