「病気 短編」を含む小説

　俺は20年ぶりに故郷の町を歩いている。進学で故郷を離れて一度も戻らなかった。20年ぶりの故郷は廃れていて思い出もくすんでいた。 　実は俺は受験の頃の記憶がない。病気とかじゃな…

止む兄、病んだ妹、已む生活。 (こちらは短編です。)

－短編（読了時間 約１分）－　 　宇宙飛行士たちはスペースシャトルに、この世で最も優秀な医師を、ともに連れてゆくことにした。 　どんな病気も治せるという…… https://…

主人公の冬子は、右足が無いバレリーナだった。 そんな彼女が生きようとした現実のお話。

美しいけれど、残酷で、俗物的で、排他的な世界。 そこで一瞬すれ違うだけだったはずの二人が出会い、大樹の謎に向き合う時、忘れられていた大樹の過去が蘇る。 日本の山奥のどこかのようで…

病気で倒れた母のため、臨時で母の喫茶店を切り盛りする奈央子。 自分の珈琲店をひらく夢を持つ栗山。 ふたりで過ごす時間はとても心地よいが、この時間はいずれ終わるもの…。 喫茶・立花…

私は死ぬまで、貴方の側を離れません。いつまでもずっと、貴方を見守り続けたいと思うのです。――そしてどうか、貴方の掌の上で死なせてください。 同題異話『さいわいなことり』様に参加…

青瓢箪さま自主企画『ミシンと洋傘と手術台』三題噺　二万字以内のために書いた短編小説です。 同じタイトルで短歌もありますので、興味のある方はご一読ください。 イトシの家は繕い屋を…

　台風が近づく屋上で、僕が待っている頼子さん。 　彼女はとある奇病を抱えていた。 　『思春期症候群』 　それは、誰にでも起こり得る些細で不思議な病気。 　 　僕は、そんなアナタを…

うなぎ屋の主人が粘液まみれになって死んでいるのが発見された。 警察は殺人事件としてその捜査に乗り出すが、そのうち殺人事件などではなく、未知の病気であることが判明する。

親友のハムコが病気になった。 しかも、命が危ないという。 私たち仲間にできることは何もなかった、折り鶴を折ることくらいしか。 でも、私は……。

夫とは二年前に離婚。二人暮しだった息子は病気で亡くした。 若気の至りとはよく言うもので、家庭を顧みず散財に走り、他の男に現を抜かしたバチが当たったのだ。 人生で最大の過ちを犯して…

銘刀を佩いた美青年・伊吹冷泉が主人公の、青森県弘前市を舞台にした鬼退治物語シリーズです。連作ですので、興味が湧いた話数からでも気軽に読んでもらえれば嬉しいです。 第一話「月光に…

猫島旅行から帰ってきた麗奈と哲哉。 顔を寄せ合い写真を眺め、思い出に花を咲かせる。 結婚したら猫を飼おう。 何気なくこぼした言葉に、麗奈は泣き崩れた。 別れてくれ、と。

とある病気で入院している友人の元へ、お見舞いに行くことになった小学生男女五人。 だが、よかれと思っておこなったその行為が、彼女たちを引き裂き、醜いものをぶちまけながら、とんでもな…

とあるきっかけでお好み焼き店員と話をするようになったオレ。ただの常連客に過ぎないのか、それとも両思いなのか。２７才フリーター（妄想癖あり）の恋の行方は如何に？

生まれた頃から病気のためにベッドから起き上がることすらできなかった少女の元に、一つの雪だるまが生まれ落ちる。

過呼吸もちの佐藤 優(24)と、その恋人の柳 傑(24) 優が余命宣告を受けた時、優にはどうしても叶えたい望みがあった── 4話完結の短編小説。 二人のささやかな幸せをとくと…

珍しく現代社会にファンタジーを混ぜ込んでみました。 でもやっぱり猫！！　もう病気かも？（笑） ＊2018/03/04　一部文体がおかしかったので修正

病院の中で何度も自殺に失敗する主人公と女の子は、バナナを使った脱走を試みる。（2010/05作）