「夢文学」を含む小説

病により、とある薬を飲み始めた男は、度々睡魔に襲われるようになる。病の治療も兼ね、男はみた夢を手記として残していくことにした。男の睡魔は次第に激しさを増し、夢の内容も移り変わって…

中島敦『山月記』のオマージュです。 青空文庫の新字新仮名版を底本として、現代青春小説風にアレンジしました。 本文中に出てくるヒップホップ用語は必ずしも正確な用法ではないかもしれ…

自分が実際に見た悪夢を小説にした作品。

夢という言葉には２種類の意味がある。 寝ている時に見る夢と理想を描く夢。 仮に自分の為の世界が眠る夢の中で描けたらどれだけ幸せだろう。 主人公の大学生・関谷孝志は、不思議な夢の記…

溢れる蝉の声と、降り注ぐ夏の日差し。 黒電話がリンと鳴り、風鈴がチリンと揺れる。 自転車　スイカ　縁側　甲子園・・・ そして土手ではしゃぐ花火大会。 少し昔、何処かの片田舎、二人…

時計に逆らう刹那 幾ばくも鳴り続ける心臓 知りたくもない事実だが人は皆狂気に向かい いつか忘れ またとり憑かれ反芻する 妄言の女に愛され文盲の人が綴る5.7.5 釈迦に楯突き墓に…

pixivにも投稿した作品です。 夢で見た短いお話。

　ある日、妹が死んだ。 　夢の中で妹と再会したとき、物語は動き出す。 　兄妹愛と紅茶で紡ぐヒューマンドラマの一遍。 　パソコンから発掘した古いオリジナル小説です。 　少々加筆…

目を覚ますと猫になっていた。 これからの生活に期待感を持っていたから俺は早く元の姿に戻りたかった。 はたして俺は元の姿に戻ることができるだろうか！？

平凡で退屈な日常に生きる僕。だけど、桜が満開のこの季節になると、どうにも落ち着かなくなってしまう。原因はきっと幼い頃に過ごした、あの懐かしい思い出の場所にあるに違いない。どうして…

大手 広告代理店の制作部に勤務する、日高美緒 ２８歳。 仕事も順調、経済的にも裕福、私生活にも、何も不満は無い。 しかし時々、美緒の心に持ち上がる、不安にも似た陰りのある感情………

布団から出たくない。 社畜少女が寝床で微睡む夢記録。 二度寝三度寝。覚醒は遠い。 ※一応完結しましたが、おそらく手直しはちょくちょくし続けます。

　中学最後の夏休み。僕は叔父から大切なメッセージを貰った。 　 　あの夏の大三角形の輝きを忘れない――これが、僕のスタートライン！

柳川麻衣様主宰の百合詞華集「きみとダンスを」に掲載していただいた掌編です。 式子内親王の和歌にインスパイアされた、夢使いの出てくるお話しです。

「空がどこからでも見れるように、夢だってどこからでも見れるんだ。」 そう言って、寂れた街で音楽活動をしていた2人（及川祐樹、杉村武史）の夢の行方は、厳しい現実を前に、いつしか頓挫…

よれたスーツに身を包んだ男は夢を見る。 次第に蘇る少年時代の思い出の末に、男は再び夢を見る。

２作目の長編です。 １作目は割と綺麗に、綺麗にと思って書いていたので綺麗な小説になったのですが(別に悪いことではないのだが。機会があれば１作目もいつかここに載せたい) 今回は割と…

少女と少年の幻想譚。主人公は少女。夢で見た憂鬱な幻想譚。黄色い世界と青い世界がどこかでつながっているのだ。

芸大を卒業後、歌手を目指し近場のスナックに勤めていた２７歳にしてフリーター独身のミホは、自身の中のプライドと葛藤しつつも、遂に”教える側”にまわることを決意する。他６編。「まさか…