「口ばっかり」を含む小説

戦場で敵を殺す前に男は口を開く。最後に教えてやろう、と死に行く敵へ語る秘密とは……

キミに会いたい――。 あなたに会いたい――。 頭は良いけど世間を斜に見ている少年と、すぐに運命だと口にする少し脳天気な少女。SNSの中で二人は出会い、いつしか互いを意識してリア…

廃校に眠る死体の過去を巡る物語。

彼女の働きぶりが認められ、地方の新拠点へ転勤することになったいのり。栄転に喜ぶも、彼氏である士郎との関係が気にかかる。いのりがそれとなく切り出すと、士郎の口から出たのは『別れまし…

――サラサラ。サラサラ。 耳に聞こえるのは、ずっと響いていた砂の音。 彼女は私を親友と呼んだが、私は彼女が好きだった。 叶わぬ恋心を口にする代わりに、私は繰り返し夢を視る。

　私の友人の有山茜がその愚かで儚い一生を17歳であっさりと終えてから次々と人が砂を吐いて死亡する。 　終わっていく世界。 　呪いっていうなら私を呪い殺せよ、あーちゃんさぁ。 …

暖かい海には、オオシャコガイというとても大きな貝が住んでいます。 その貝はぴくりとも動かず、ただ太陽の光を食べるように大きな口を開けているだけです。

魔界にそびえる魔界城 "玉座の間"。創造神【グノシス】にまた、新しい世界へと飛ばされた魔王【セオ】は自分を倒す勇者を待つ。ある日逃げ出した勇者を追いに出た先で、人族《ヒューマン》…

誰よりも平凡を望む白馬京介(はくばきょうすけ)は今日から高校2年生になる。しかしそんな彼の周りには… 「くす…お兄ちゃんおはよ。」とにかく可愛い義妹 「よう同志。今年も爆発さ…

主人公の周りに集まるのはクレイジーでサイコなやつら 赤い髪の少女は死人を積み上げ、口を弧にして踊り、藍色の髪の少女は微笑みながら椿の花の散り様を知っているかと問いかけ、獣人の童…

ヒロインは今のところ出す予定なし。ハーレムなし。 男の方たち多め。(女の子を書くのは難しいのです) 　力に自信がある冒険者、知識が豊富な学者、様々なものを作る技術者、農作…

　小説家と家出娘——、恋人未満の二人が織りなす日常の物語。 ＊登場人物＊ ・揺乃　：小説家。趣味は釣り。 ・すばる：家出中の高校生。趣味は料理。 　＊本作にはガールズ・ラブ要…

　月の光が綺麗な夜、沙耶は古い桜の木を訪ねた。その下に佇んでいたのは、姫君のような格好をした女人。久しぶりに会う彼女は、沙耶に一つの願いを口にした。 ※自サイト「宵森館」及び「…

やあ、おれは名もなき旅人。 今はシュデッタ王国トヴァイアス伯爵領のバリザードって町にきてる。ここにはある有名な店があってな…… それは宿つきレストランで料理はべらぼうに美味いんだ…

5年2組の掲示係として学校生活を送る男は、ある日ひとつの啓示を受けた。その内容は「給食に口をつけてはいけない」というものだった。

毎日学校や仕事へ向かい、毎日同じことを繰り返しているうちに退屈してしまうこと、嫌気が差してしまうことはありませんか？ そんな日々が続いていると、次第に心まで死んでいってしまうよう…

　夏のお祭りの日。僕は綺麗な飴玉を君にもらった。

月が綺麗な冬の夜、アオはアカネが同級生を食べている場面を目撃してしまう。 口を血と脂で汚し、犬の様に四足を付き、お行儀悪く肉を嚥下する彼女の姿は、悍ましく、厭らしく、淫靡で、扇情…

半年の余命を告げられた僕は、ある日、突如、現れた謎の生き物にそそのかされ禁断の果実を口にしてしまう。 その日から、僕の人生は少しずつ狂い始めるのだった。 これは、ただひたすら…