「口ばっかり」を含む小説

第１話の登場人物 主人公　　　　　西上　浩二「にしがみ　こうじ」 送り主　　　　　大町　悟　「おおまち　さとる」 主人公の先輩　　天野　聡　「あまの　さとし」 部長　　　　　　飯…

【ことのは文庫×魔法のiらんど「泣ける文芸」小説コンテスト 入賞作品】 2020年の夏は、いつもと様子が違っていた。ただ暑苦しいだけで、息をやめてしまった夏。そんな季節の真ん中で…

砂漠の小舟に揺られて、わたしはあなたの首を裂く。 わたしは高層団地のベランダから、あなたを放り投げた。 あなたはわたしに殺される前に、自ら拳銃を口に加えて引き金を引いた。 何…

「異端狩り」という事件が起きた おかしな風貌、変わった人が残酷な形で惨殺される。 警視庁捜査一課の刑事は毎回それを確認し、とある部署に回していた。 警視庁捜査「遠《えん》」課、…

呪われた女。 私がそう呼ばれるのはもちろん理由がある。 そんな私の呪いの一端をお届けしよう。 ……カッコよく言ったけど、私のやりきれない思いを綴っただけ。 友達は呪いに慣れすぎて…

【タイトルを変更致しました】 旧：アラフィフ銃士の異世界譚 暗殺を生業として生活していた自称世界最強アラフィフ紳士は依頼を終えた帰りに何故か知らない森の中を歩いていた。 これ…

　これは睡眠レモンと言われる、強制的に眠らせてしまう事ができるレモンが使われた時の話です。 ※これはフィクションです。

高校に進学して勉強と部活に励んでいた茜。 幼なじみの菜々美とともに女子高生として楽しく生活を送っていた。 ある日，転校生の美月がやってきた。仲良くなってから一緒に過ごすようになる…

私の名前は　坂上　夏目。 「最近の誘拐犯ってのは何を考えてるんでしょうね？」 　職場でふとそんな話題が出た拍子に背筋にいやな汗がジワリとにじんだ、そんな女だ。 　まさか、自…

丁寧にカレーを作る主人公。 彼女は昔、母親が言っていた言葉を思い出す。 カレーにしてしまえば、何の肉かわからなくなると……。 ※ホラーというよりはサスペンスかもしれません。

東条朝陽が生まれてから十二年の間を過ごしてきた、『八雲町』にはなにもない。 かろうじてコンビニはあるが、全国チェーンの牛丼屋や中華料理屋、イタリアンレストランはない。 目立ったお…

西暦二千二百年。世界は突如として現れた秘密結社によって侵略を受けた。その秘密結社は世界の国々に向けて地球を我が手中に収めると声明を発し、一人の白髪混じりの若く見える男性が、私がこ…

季節は冬。透は北国の青鷺小学校に転校してきた六年生だ。変わり者の女子、真杉から「学級文庫の『ゆきおんな』を読むと不幸になる」という噂を聞く。『ゆきおんな』は、青鷺町の雪女伝説らし…

二人の特別な記念日には、美味しい料理と鈴蘭の花を食卓に。 ハッピーエンドはお好きですか？

橘 翔太（たちばな しょうた）はある日赤羽 美月（あかばね みつき）に告白をする。 彼女とは3年もの付き合い。ずっと一緒に遊んできた。 だが答えは分かっていて、美月がもう1人の…

僕はよく誰かの告白現場に遭遇する。今日も帰ろうとしていたところ、昇降口で告白現場に出くわしてしまった。しかも告白されているのはクラスメートの坂本さん。密かに彼女に恋心を抱いている…

「緑の爪に、赤い皿。口はうまいが、気をつけろ。皿の中には、毒がある」。じいが遺したなぞなぞは、他にもあった。今度のなぞなぞを解くヒントは、遠野。カッパ淵に向かったぼくを待ち受けて…

　その国は、長い間ひどい男尊女卑が続いていた。 　女は家畜。男の持ち物。王族でも庶民でも女であれば同じである。 　今代の王の時代になり、ようやく男女平等が叫ばれ始めた。だが、所詮…

――――狐の嫁入りっていうんだよね。お天気の雨ってさ。 詞ちゃんはカラカラと晴れた笑顔で笑っていた。アタシはなんで狐が結婚すんのって疑問を口にしたら詞ちゃんは少し考えて…

体調不良で早退することになった鮎川真由那を家まで送ってくれることになったのは、副担任で義理の兄でもある真鍋圭一先生だった。 彼に密かな恋心を抱いている真由那は、車の中でトイレに行…