「題 三題噺」を含む小説

今日も朝から暑い。スーツ姿の俺には厳しい季節だ。 照りつける太陽の下、汗を拭いながら駅に向かう俺に黒煙を吹きかけるトラック。 駅に着けば、あとは変わらぬ外の景色を眺めながら、満員…

糖が保持する熱量《カロリー》を、高効率でエネルギーに変換できる夢の新物質が発見された。 ガラスに似た質感を持つ新物質は、化石燃料の問題を完全解決し、人類に計り知れない恩恵をもたら…

神楽耶夏輝様の企画に参加させていただきました。 お題「ガラス・無糖・電車」

下記の二つの自主企画への書き下ろし。 ◆柴田恭太朗さんの三題噺♯59お題：「マット」「ショート」「背後」 ---------------------------- （概要）この…

大好きな彼と待ち合わせ。 でも、いつも私は彼を待たせてしまう。 それでも笑顔で向かえてくれる彼に、私はいつものセリフを口にする。 「待たせてゴメンナサイ」 ☆三題噺のお題：…

猫に優しい街で暮らす私・及川瑠璃子は、銭湯で猫を洗うというバイトをしている。 ある日、お客さんのゴンゾウさん（メス猫）が買い物に出かけた私の前に急に飛び出してきて―― http…

「恋人は、魔女」の続篇https://kakuyomu.jp/works/16818093074983883398 柴田恭太朗さんの三題噺♯58　参加作品。 以下概要。 ---…

ライブハウスの前に、出待ちの女の子たちが必ずいるそこそこ人気なバンド。 オレはそんなバンドのドラムを担当しているが、オレのところに女の子は来ない。 はっきり言ってしまえば、何の特…

何の物音もしない暗闇の中、僕をそっとまぶたを閉じる。 僕のまぶたの裏に映し出されたのは、一本の満開の桜の木。 その周りには何もない。 僕は、散りゆく桜の木をただ見つめていた――…

大学教授大山は、婚約者を亡くして以来ネズミの研究に没頭する。そこでついたあだ名はネズミ男。はたしてその目的とは？

３人の誕生日が被った状態で、サプライズ側が用意してたケーキが一つだめになったら、というシチュで書いたドタバタコメディです。 柴田恭太朗様の三題噺企画『予定』『ケーキ』『沈黙』 …

【三題噺参加作品】お題「予定」「ケーキ」「沈黙」 トマト好きがトマトを語る話。 人生初の詩です。

※本作は、柴田恭太朗様の自主企画三題噺参加作品です！ お題：「予定」「ケーキ」「沈黙」 【あらすじ】 クルス第一聖騎士団長。 男も女も騎士を目指す正しく騎士の国、ニーベル最強…

※続篇「婚約者は、魔女」あり https://kakuyomu.jp/works/16818093075076190123 下記の二つの自主企画に寄稿 ◆黒元聖南さんの自主企…

今日は注文していたケーキが届く予定だ。 おっと、来たか？ 「お待たせしました。ご注文のケーキです」 ☆三題噺のお題： 予定、ケーキ、沈黙☆

「パパの作ったケーキ、スッゲェー！」 オレが作ったバースデーケーキに息子が大喜びしている。 妻もオレの手をそっと握り、微笑みを向けてくれた。 このケーキは、オレの思い出のバース…

主婦の美也子は週二回、火曜日と金曜日のみ、パートで仕事をしている。 今日の仕事は暴れているホホジロザメの始末だ。 娘が学校から帰宅する前に、オーブンでケーキを焼きながら風呂場でホ…

パソコン部の部員氷山がプレイしていたのは一風変わった将棋「ついたて将棋」だった。対戦相手は最新AI。AIはどこまで進化するのか？　そのAIの正体は？

青年トゥルムは広大な草原を渡って、かつての学友ガザルの故郷ソム・ガーラを訪ねる。 ガザルの曽祖父であるルングが起こした灌漑事業によって発展を遂げた街は、ちょうど祭りの日を迎えた…

実際あった前世記憶を持った生まれ変わりのエピソードをもとにした創作です。 三題噺【前世】【裏取引】【おかしな子ども時代】のお題で書き上げたSFです。