「海の」を含む小説

藤島春音:初めての海外旅行先で妖しい人達に狙われた主人公。年齢17歳。性別女。 なんか魔物を寄せ付ける、匂いがあるらしくて、どうやら魔力っていうか、そっちの血筋が良いそうです。 …

西暦2067年、日本の大企業ブラックオーシャンは、日本海を挟んだ対岸に大規模な実験都市を築き上げていた。その名も「Avenir polis(アーベニアポリス)」。その中核ともいえ…

アクティブ系女の子の、ちょっとした葛藤と勇気の物語。 主人公のカナは人生で初めて恋に落ち、意中の「君」を海へお出かけに誘う。 とある理由から声が出せないカナは、ゆっくりと、でも…

「ハルくん。旅をしませんか」 　確か始まりは、そんな言葉だった。

東京の下町の、学生街にひっそりと建つ店も店主も年季の入った小さな喫茶店――喫茶「銀」。一〇年前に長年連れ添った妻に先立たれ、今年で七〇歳を迎える八十海銀次郎は、関東地方を襲ったか…

香鳴裕人さま主催の自主企画　［第3期］ 同題異話SR -August- 『太陽の音を忘れない』参加作 僕、慎吾、英二の文芸部の三人は、海に来ていた。 憧れの曜子先輩が着替えを終…

この町の若者は二分される。反骨精神から端を発した未来展望を肥大化させては潰される者と、早々にこの町に順応し地元愛を叫びながら歳だけを無為に重ねていく者。男は前者だった。今でも男の…

「君は美しい怨念だ」 ＊ 別サイトで「道」をテーマにして書いたものです。落選しましたものを加筆しました。 気に入ってるのでこちらのサイトでも公開します。

推理小説好きの高校生、乃木口正と天ヶ瀬結が様々な事件を解き明かす、学園ミステリ。 出先の列車の中、目的地までの空き時間に乃木口は同行者の天ヶ瀬に『犯人当て』を語りだす―― 果たし…

幻想的な色を湛える海に在るのは大樹。 白浜にたどり着いた漂着物を誘うのは小船に乗る船頭たち。 これは紡がれてきた世界。そしていまだ紡がれていない世界を繋ぐ、記憶の海の物語。

朝早く海を訪れた一組の「姉妹」は、ある問題を抱えていた。そして彼女たちは再び海を訪れる、それも夜の暗い海に。

架空の世界の、海峡で向かい合う町でのお話です。 海を越えて対岸の町へ嫁いできたメルテムと、行儀見習いとして奉公にやってきたアスリという娘の交流を描いた短編。

ぶっきらぼうな長髪男と明るい女の子が旅をする話。 ——貴方の絶望に共感はできないけれど、決して否定もしない。好きに生きよう、お互いにさ。

あらすじ 【定年を迎えた魔法使いは魔力を返納するものとする】――魔力返納課・第三係に所属するフロアは、定年を迎えたお年寄りから魔力を返還しようと試行錯誤。 【魔王】討伐が古い…

住まう者の少なくなってきた離島。山に見下ろされ、海に囲まれ――茫漠と退屈を持て余すその島に、時矢（ときや）はこの夏、友人を頼り、里帰りをしていた。 島が多少賑わうのは、夏の初め…

　一か月に最低一人は殺さないと死に至るキルキル病が蔓延した世界において、あーちゃんこと「私」は絶世の美少女の海散と共に暮らしていた。 　キルキル病を患う海散は気の向くままに数多の…

「秘密をバラされたくなかったら私の言うことを聞いて」 　天城いづこはひょんなことからクラスメイトの城ヶ崎あやめに弱みを握られてしまう。 「なにお願いしよっかな〜。……じゃあ、まず…

都で人の噂に登るその姫は、人並みの幸せを何故か願わず、その喜びはただ虫を愛でるばかり。一方、海を渡り日本に現れた巨大な妖・蛇神は、太宰府を津波で飲み込み、一路、都を目指し東へ………

　 　私は海を眺めていた。 ただ、海を眺めていただけなのに。 私に近づいてくる異性は変わった人達ばかり。 これは星回りのせいなのか？ 私のせいなのか？