「おとぎ話（？）」を含む小説

ペーターは近所に住むぬいぐるみが大好きな少女レイチェルのことが気になっていた。 ある日、その彼女から招待状が届く。 これはぬいぐるみが好きな少女にまつわる、あるおとぎ話。

ただのぬいぐるみと侮るなかれ。 「カワイイ」は最強のパワーを秘めるのだ。 KAC20232参加作品・5分で読める、現代のおとぎ話。

　おじさんが営む本屋さんは、きょうで閉店します。 　やっぱりきょうもお客さんは一人も来ません。 あきらめかけたころ、小さな姉妹がやってきます。 　おじさんの本屋さんの…

雨宿りした本屋には、不思議な本が置いてありました。 （いい感じにお題が嵌まれば、この世界観で続きを書いていけたらいいなとか思っている） KAC20231参加作品。お題【本屋…

ボブ・ディランの８番目のスタジオ録音アルバム「ジョン・ウエズリー・ハーディング」のライナーノーツ（と呼べるものかは不明）に記されたディラン一流の寓話を訳してみました。はっきり言っ…

星光の魔女──星空に歌う神秘の存在は女の子たちの憧れだ。何故星光の魔女は存在するのか。何故世界には今日も流れ星が落ちるのか。何故星光の魔女は歌うのか。世界の謎と真実という名の神秘…

神聖な聖女として神殿の奥で育ったシェスティンは、神に祈ることに飽き、同じことを繰り返す毎日にうんざりしていた。 シェスティンが退屈を忘れることができるのは、幼馴染の騎士であるクル…

月の神様を主神として祀る王国のお話。月の神様の理想の女性は、純粋な心をもつ王女様でした。 今までどんな美しい女神さまや、可愛らしい妖精に恋を打ち明けられても、首を縦に振らない月…

遠い遠い昔の話。 この国には、ふたりの聖女がいた。 ふたりは互いを尊重し、慈愛の心で民を愛し、王と国に尽くした。 聖女の祈りのおかげで大きな天災もなく、穏やかな平和な時代が長く続…

　昔々あるところに、男女の活動時間が逆転している国がありました。 　この国の愛、家族のかたちとは？ ※性描写は一切ありませんが、同性愛についても扱っているので苦手な方はご注意…

オリジナルの桃太郎のおとぎ話では、ある山里の村に、おじいさんとおばあさんがすんでいることになっている。 それからまた、おばあさんが川で洗濯しているとき、川上から、なんとも大きな…

運命に気が付くのは作り話で、嘘から始まるのはおとぎ話。 私がいるのは現実だから、私はそれをつくろうと思った。

　現実は、御伽話より夢がない。 　けれど、いいことがないかというとそうでもない。 「空木（うつぎ）さん、今日もお話聞かせてくださいな？」 　大学生の俺、空木陸人（うつぎりくと…

現代日本には、おとぎ話の登場人物を先祖に持ち、能力を受け継いだ者たちがいる。 高校一年生の少年、桜庭灰慈《さくらばはいじ》もその一人。 『花咲かじいさん』の末裔であり、「灰を花に…

この世界は、どこか普通ではない。 世界には六つの神区が存在する。その中で一番平和と言われるのは第一神区を治めるシェレビア王国。王国には神の森と呼ばれる神秘的な森が国の三分の一の領…

SF、推理、ファンタジーの短編集。幕の内弁当のような三つのお味の小説をお楽しみください。

川に落ちて溺れたはずのチガヤが出会ったのは、物言わぬ白髪の青年ーー今やおとぎ話となっているはずの、世界を滅ぼしたという邪神だった。 崩壊と再生を繰り返す世界で紡がれる、神と少女…

あたし、生久谷天空（イクタニソプラ）は、音楽に打ち込む高校生。 作曲コンテストで念願の入賞が叶い、作曲家・シオミシンヤと仕事をすることになる。 シオミシンヤはまさかの女で、なんか…