「口ばっかり」を含む小説

気持ちが沈んだ金曜日。 いつもの帰り道に唐突に現れたのは『Bar うたたね』という名の不思議なお店。 穏やかなマスターが差し出してくれたお酒を一口飲むと…？ ◆　◆　◆ 紗月さ…

人影のない改札口であなたは革の手袋を外した。そして……

「わたし、誘拐されたんじゃない。誘拐させたの。」 ある監禁事件の第一発見者になってしまった『私』は、被害者の女の子を引き取る事になった。頑なに口を開かなかった彼女が、喫茶店でオム…

　ハードボイルドとは何か。その定義を教えてやろう。 　それはズバリ、酒と女だ。 　ちなみに俺は、どっちも弱い。 　というか、そういうのは仕事には持ち込まないモンだからな、むしろ弱…

コメディ、パロディー、ホラー、ラブコメ、シリアスなどなど盛りだくさんの短編集としたいと思います。 小説家になろうにて「ゴースト・キス～死人（しびと）の口吸い」といいます長編も公開…

短編です。ステキブンゲイ併載。 吸血鬼が生物として認められ、人間と吸血鬼が共生する社会。 主人公の私と古い昔馴染みである吸血鬼の彼の余命宣告日まであと三日。 血を口にすれば生きな…

俺は苦手な美術の授業で、イニシャルをレタリングすることになった。 女子たちの口にする『ケイ』という単語の意味と、花島の画用紙が白紙だった理由。 ※[第2期] 同題異話SR -F…

社畜の男は家に帰った瞬間、倒れてしまった。 そのうち目覚めるだろうと思い目を閉じる。 次に目を覚ましたら目の前には知らない天井、話すこともできず泣き声だけが口から出る... …

「槍を手に入れたんだ」 女子大生二人の昼食時に、友人の口から突然出てきた「槍」 なにかの冗談かと思えばそうでもない。一体なんだと話を聞いてみればバッティングセンターでのホームラ…

「お前、嘘ついたね」 人の言ったことが嘘かどうかわかる真実追求《Lie Detector》こと雲谷業幸、正直者しかいない世界で逆に人間不信となった彼は、大切な人である白崎唯を守る…

「お前には誰にもない才能がある。くだらない奴らにその才能を利用されるな」 オデットのあだ名は「無才の聖女」。魔力総量は膨大なのに魔法を満足に使えず、奇跡を起こせない名ばかりの聖…

柊怜於（ひいらぎれお）16歳、県一番の魔法進学校・聖ミカエラ学園の１年生。 かつて驚異的な魔力を持つ神童として各種メディアに取り上げられたこともある怜於だが、今や典型的な劣等生。…

周りを砂漠に囲まれたピラミッドが建ち並ぶ村の集落にて過ごす一人の蝶野李騎（ちょうのりき）という若者。彼の正体は人間にそっくりに化けた宇宙人であり、口に出した呪文は様々なことに使え…

芹沢隼人(せりざわはやと) ごく普通の高校3年生。両親を事故で失い、今は両親が残した貯金とアルバイトで生活している。 デューク 数年前に爪の部分が化石となって発見され、隼人の通…

　尖らす、への字に曲げる、吊り上げる、固く閉ざす、間抜けに開ける。 　口の表情だけ人はこれほどまでに背景を想像する。 　それは光だけでなく音、匂い、味、感触も例外でない。 　人は…

「何が目的だ。」 圭太がじっとこちらを見つめる。 私も瞬きせずに圭太を見つめ、なんの事か、と口を尖らせた。圭太がますます憤慨しているようで、「ふざけんなよ、俺は全部知ってるんだぞ…

とある美容室にやってきた口下手な主人公。 髪を切ってほしいのに雑談しないと先に進めない。 もう！　なんでこんな変な人しかいないんだ！！ ↓前回の投稿↓ 『感情をむき出しなん…

――非日常は、突然始まるもの。そして長くは続かないもの。 某県某市の、とある中学校。そこの女生徒――香が怪異と出くわしたのを皮切りに、周りの少女たちも各々怪異と遭遇するようになる…

部活を引退して、次の目的が持てずネットサーフィンの日々。 通学降りた駅の改札口に向かう途中、 「信楽智也さん貴方が好きです」 「えっ？」 突然の告白から始まった神楽坂恵との出…

「いいぜ。一緒に死んでやるよ」 苛めに耐え兼ね、自殺を決意した主人公・小碓武の前に現れたのは自分とは正反対のヤンキー美少女JKキックボクサー・美夜受麗衣だった。 武と共に校舎屋上…