「見るだけだ」を含む小説

注：この作品はフィクション中のさらにまたフィクションであり、実在の人物及びプリキュア作品群の登場キャラクター各位とは、まったく一切、関係ありません。 酔っ払いさんは、その名の通…

　鏡の中から、異世界の住人が私を呼んでいた。 「こちらへおいでくださいな。あなたが来るのを、私は何億年も待っていたのです。何億年なんていっても一瞬ですけどね」 　私の名は東雲…

また同じ夢に悩まされる、いつになれば終わるのか、夢に出てくる女性には会えるか？ なぜ俺はこの夢を見るんだ？

突如見た正体不明の少女。見慣れない言語に街。たかが夢、されど夢。2人の少女は、ふたつの世界で何を見るのか。

俺は目が覚めると、真っ白な部屋の中にいた。 箱の内側ってこんな感じなのかな、と言うほど白いそこにいきなりモニターが現れる。 仮面を付けた人間は、やや高い声で言った。 『おめで…

小学生の頃、飼っていた熱帯魚の水槽にそいつは突如として現れた。 フリフリと揺らす二股の尾に大きな二つの目。 初めて見るその姿はまるで怪獣のようだった。

大切なものをしまっておくための、触れることも見ることもできないもの。 KAC2024 3回目参加作品。 お題:箱

【KAC20243】今回の授業内容は「宝箱の開け方」について。 馬鹿正直に開けようとすると痛い目を見るから注意するように。 １限目は解錠は例の一つとして、他に可能な開け方を紹介す…

　我々の棲む世界の隣に「扶桑之國（ふそうのくに）」という、小さな島国がある。遡ること四十年前、およそ三百年続いた軍事独裁政権、旧政府を打倒するに至った。 　その後、大国を相手に…

その日、太刀洗絢人(たちあらい けんと)はバイト先にほど近い駅裏の公園で同級生の黒森紗矢(くろもり さや)を見かけた。 そこでふたりは何者かに襲われる。 もつれ込むように倒れ…

【KAC20243参加作品】箱にまつわる男たちの話。箱という文字をたくさん見るとゲシュタルト崩壊します。みんな箱に囚われるんです。

秘密で不思議な共同生活を始めた、 お寺育ちの深山くんと、保健室のひばり先生 今日は、福利厚生の一環で、桜を見るためにふるさとの村を訪れていました。 学校の地元にある桜の名所だと…

病気によって僅か20歳で亡くなってしまった少女、白雪絵羅。 少女はただ、当たり前と呼ばれる日常を過ごしたかった。 それが彼女の願うことで、それが彼女の夢だった。 そんな彼女が生ま…

全てが白と黒の『箱庭』の中、わたしと彼女だけが色を見ることができた。

僕は、気になっていた子と初デート？　にやって来た。 ジェットコースーへと乗った。 だけど、コースターの途中にその箱は浮いていた。 身構えたが、ぶつかった感覚も無く箱の中へ。 …

箱に取り憑かれた私の空き箱活用法です。空き箱を見ると何かに使えないか、つい考えてしまいます。

　十歳の誕生日の日、妹ミーナから贈られた鏡を覗いたことで、ニーナは呪いにかかり、美貌を失ってしまう。 　それから八年後、輝くほどに美しく育ったミーナは帝国の皇太子との婚約が決まる…

大暴力小説大会&イメソンフェスタ参加作です それでは聴いてください 65daysofstatic「radio protector」

目の見えない視覚障害者である川崎強は、ある日を境に目が見えるようになる。 そして影のようなものが見えるようになり、不調になってしまった。 そんなある日、退魔師と名乗る星野雫が「退…