「大学生の青春」を含む小説

　LEDと大きなガラス窓からの陽射しで宝石のように煌めくエントランスホールは人で溢れ返り、あちこちから上演を待ち焦がれる声が漏れていた。 　この劇場の中はまるでパーティーのような…

「頼む！　更新してくれ！　作者様。僕は続きが読みたいんだ！」 今日もエタったお気に入り小説の更新の有無を確認して悲嘆に暮れる主人公。 だが、それが切っ掛けで主人公と女友達の関係が…

櫻木慎吾は、付き合っていた西野真奈美に高校の卒業式の後、いきなり「別れましょう、サヨナラ」とだけ告げられ、フラれてしまった。 それから1年後の春、大学のバスケットボールサークルの…

　冴えない大学生である「私」が部屋の片隅に腐った玉葱を見つけたとき、「私」のカレー道は始まった。食、哲学、思想、歴史、あらゆる人間文化の総体としてのカレー。カレーを極めることこそ…

火曜日にだけやってきた男とその失踪。 カラー暗室の通路で迷わないための方法。

好きになって、付き合えた。 誰よりもそばにいたけど、誰よりも不安。 そんな恋愛。 ※注意 オリジナル百合小説 三角関係 切ない 左右固定なし(私の中ではあるが言及しない) ＊…

食堂でふと見かけた先輩を好きになってしまった主人公のお話。大分昔に書いたので、それに少し修正を入れたけど、内容は少し古いかも。

ひとり勝手に勘違いして大慌て。約束をすっぽかしたまんま、六畳一間のボロアパートに帰ってきた男子大学生の話。

　社会人３年目の奥野修二は、引っ越しの準備をしている最中、学生時代に購入したギターを見つける。大学時代に音楽に打ち込んだ日々を思い出し、卒業してから楽器に触れられていないことに罪…

「あれ？　ユリちゃん、いつの間にクスリ盛ったの？」 「さっきぃ、この子が飲んだジュースに入れてたんですぅ」 　なに平然と犯罪行為してんだこいつ！ 　高若晴人は心の中で叫んだ。…

成人直前にして「彼氏いない歴＝年齢」を抜け出せない女子大生・沙月は、ある日SNSで知り合った同大学の男子に「エンカしようよ」と呼び出される。どう考えても出会い厨なのだが、出身高校…

大学生の時の恋愛の話。それぞれがそれぞれの考えで好きな人と付き合う。 だいぶ昔にある賞に投稿したけど、箸にも棒にも引っ掛からなかった作品。 今回このような小説って読まれるのか…

ペーパードライバーの前田が宇代と共に悪にたちむかう。

「それまでは全然気がつかなかったけど、岸本君の絵を見てから、ここから見える景色ってこんなに綺麗だったんだって思ったよ」 　十四歳のある日、彼女は僕にそう言った。 　その年の夏、…

大学生の千春がよく通う喫茶店「松ノ木」。 そこで彼はもう一人の常連・一澄に出会う。 それから二人は決まってこの店で他愛もない話をして、笑い、こころを通わせ合う。

日本のとある地方国立大学の学生寮である木星寮。 ある日、一人の寮生の様子が明らかに変わっていった。 心配する寮生たち。 怪しいサークル活動にハマったせいでそうなったと推測する面々…

　私たちはこの東京ハイイロ桃源郷で、共にあぶれることなく幸せになろうと誓った。 　桃の苑の中でもなく、銀の剣をかかげる代わりに、夜遅く人のいなくなった大学のテラスで割り箸を振り上…

　宮波は猫である。 　名前は勝宏。 　平均を少し上回る身長と黒髪に軽い近視、国外には出たことすらないらしい日本男児だ。 （2006年制作／文学サークル機関誌投稿作品）

季節をめぐる学生達による一話完結の何気ないお話たち。 香鳴裕人様主催の自主企画：[第2期] 同題異話SRに参加させていただきました。 素敵な企画、ありがとうございます。