「題 三題噺」を含む小説

（「小説家になろう」「NOVEL DAYS」でも掲載しています。「念力」「ペンギン」「残業」というお題の三題噺で書いた短編です）

　私のパパは発明が趣味。 　休みの日は、私もママも放っておいて、いつもイソイソとつまらない発明をしている。 　なんで『つまらない』と言うかって？ 　だって、毎回、パパの発明の実…

僕は暗闇の中にいた。何も見えない。何の音もしない。 身体を横たえていることは分かる。でも、身体を動かすことはできない。 一体ここはどこなんだろう。 「こんにちは」 そんな僕に…

08/08 18:00 ~ 08/08 23:59までの間に三題噺を……！？ できらぁッ！ ってなった人達の作品の集まり。 お題『空欄』『花火』『死体』

中川克哉《なかがわかつや》は、著名な花火職人の息子だった。 堤篤志《つつみあつし》は幼馴染だった。 だが、平穏だった二人の生は、ある日突然に崩壊していった―― 三衣 千月様主催…

ボクは今日も椅子に座る。これがボクの仕事だ。 国のために椅子に座る。国の幸せがボクの幸せ。 あぁ、ボクは幸せだ―― ☆三題噺のお題： 屋根裏、椅子、少年☆

コニーは十二歳の少年だ。王都に行っている父が一時帰宅をすると便りをもらい、母に頼まれ晩御飯の食材を買いに出かけた。しかしその帰り道、コニーは悪党に捕まってしまう。目覚めたコニーは…

お題：思い出　ゲリラ豪雨　高級ゼリー　ごま油　筆箱　贈り物

十四歳の誠太は、ある夜人気のない神社を訪れる。同級生の香月祥子と二人きりで会う為だ。 「来たよ。香月さん」誠太は、落ち着いた声で言う。 数日前、誠太は祥子のある秘密を知ってしまっ…

自主企画「【三題噺 #76】「歯車」「河童」「鼻」」の為に書きました。運命の歯車に導かれ幸せな人生を送ってきた男の最後の選択は……。お題がお題なので、芥川龍之介作品のアイデアをお…

ある時、「僕」が悪夢を見ていたら、白い空間にたどり着いた。そこにいたのは赤い着物と長い黒髪に彩られた美しき女性。彼女はその白い場所を「夢世の果て」だと言った。 夢の中で繰り広げ…

ChatGPTに三題噺のお題をもらいます。

下記の自主企画のための書き下ろし。 ---------------- ・柴田恭太朗さんの三題噺♯75 お題：「門」「こころ」「明暗」 　　　「こころ」は漢字でもOKです。 　　　…

ボクはただ闇の中を漂っていた。たったひとりで―― ☆三題噺のお題： 門、こころ、明暗☆

ダイエットに耐えかねた“わたし”は「チートデイ」というものの存在を知る。 天にものぼるその心地で、街でたっぷり買いこんだおやつをかかえて、家に帰る途中だったのに。 運がわるかった…

ボクは自らの力では動けない人形。 そんなボクの前に、神の国・ロフストランドからやってきたという女神イシターが現れた。 何とボクの願いを叶えてくれると言う。 女神様、ボクの夢は―…

「男の魅力って『優しい』ことじゃないから」 高校一年の夏、そう言われて幼馴染みの夏美に振られた。 幼い頃からの長い付き合いで、ふたりでよく遊びに行ったし、キスだってした。 でも…

ノベルアッププラスの公式規格『雨の文芸三題噺』参加作品。お題は「雨」「エメラルド」「あと5分」の3つ。 拙作『#140字小説　百物語（第十九集）』より、テーマに遭う作品を選び、少…

中学の頃から憧れの先輩だった千鉄（ちかね）先輩。 女子剣道部の主将として活躍する彼女は本当にカッコ良かった。 背が高くて、少しゴツい感じはするけど、笑顔が可愛くて優しい女の子だと…

柴田恭太郎様の三題噺企画に参加させていただきました。 お題：「白昼」「花嫁」「フライパン」 キャッチコピーまんまの物語です。なにがどうしてそうなった。