「#消えたい #生きる」を含む小説

僕には昔から、僕にしか見えない友達のような人がいる。 彼女はいつも前触れも無く僕の横に現れて、僕が帰る場所を見つけると音も無く消えていく。 歩いている時にしか会えない彼女。会…

アルビノの少年、優と、夢遊病と呼ばれる「睡眠時遊行症」の莉沙。 二人がある日出会い、自分たちの生きる道を探す。 二人の出した答えとは・・・？

昨日と同じ今日、今日と同じ明日 長く短い人生の中で、別れはいつも突然で、残酷に訪れる 命が消えゆく少女、少女を楽園へ誘う男 虚構の中、君たちは人々を救うため、明日を生きるために、…

忽然と消えていく若者たち。彼らは皆とある言葉を言い残して消えていた。残された者たちは、果たして何を思うのか。幻想ＳＦっぽい読みきり短編。

少年はその空に遠い父の背中を追い求め、少女はその空を絶対の翼で駆け抜ける。 それぞれがその背中に、簡単に消えない過去と単純に癒えない傷を背負いながら、 生きる事のすべてを懸けて飛…

「10年前の流星群の日、一人の生徒が自殺したんだ――」 　そして今年も、星降る夜がやってくる。 　流れて消える光の雨。 　命なんて無価値なものだと知っているのに。 　それでも人間…

　第三話まで読んでくれ、夢幻のまちと呼ばれる異世界がある。夢幻のまちには魔法や超常現象、妖怪や魔物と言った幻想生物、オーバーテクノロジーが存在する。しかし楽園では無い。不必要とな…

鎮守の山の神が消えるとき 鬼との邂逅　変わりゆく人の言葉に 心揺れる山神　五十鈴（いすず）の物語 * * * 　月夜の空を、薄い雲が幾つも流れていく。黄身色の光は温かく、山…

この景色を汚いと思うようになったのはいつからだろう。 よく晴れた冬の夜、空に浮かぶ金色の球を見つめながら、陽子は息を吐く。 陽子の吐息は白く揺れながら広がり、やがて消えた。 …

そう、普通である事は何ら恥じる事でも特別な事でも無く…………至極、当たり前の事 露木雅久は“普通”の中学生。 ある日、雅久はここではない四大世界から“最強”“究極”“無限”…

魔術により戦争が活発化している世界で死亡した男は、魔術など無く、戦争ともそこまで縁の無い世界へ、女性として転生をする。 何やら股間に違和感を感じながらも、強く生きる元男。 少し…

ぼくが五歳のとき、両親が突然亡くなった。ぼくは島を出て、本土の施設に預けられることになった。島の保育所で一緒に遊んでいた美奈子ちゃんが「さよなら」と言って手を振った。五歳のぼくは…

記憶が消えて、最終的に呼吸することも忘れ、死に至る病『ミルクパズル症候群』。 誰が、どうやって罹患してしまうのかはっきりとしておらず、また明確な治療法も無い。 記憶のバックアップ…

【透明病】と言う10億人に1人が患うとされている病気がニュースで報道された日の事だった。中学の卒業式の帰り、親を失い友達を作る事をやめた【君代翔】は、灰色の空の日、天真爛漫な少女…

妖の天敵である同族殺しの鬼喰い。しかし、それは狩るべき妖も既に滅びゆき、もはや役目を失い消えていく末路を避けられぬ一族。最後の鬼喰いの娘は、妖の力を捨て、ただの人となりたいと願っ…

二十七歳　ニート暦三年　 徘徊する爺さんを助けてみたものの、爺さんはすでに死んでた？ 爺さんの願いを叶えようと手助けすれば巻き込まれて異世界へ。 目覚めた時、爺さんは消えていて目…

かつて日本には正義のヒーローがいた。 世界征服を企む悪の秘密結社と十年に渡る死闘。 ついにヒーローは悪の大首領を倒し、組織を壊滅させる。 そして、どこかへと消えて行った。 悪の…

主人公　向井　悠斗【むかい　はると】 ごく普通の高校二年生 ある日、見知らぬ老人から渡された勾玉を持つと幽霊が見えるようになった 連日、現れる幽霊たちに翻弄されながら生きる意味…

　時は元禄、江戸時代。一万石の大名にして志麻国の領主である比寿家。その一人娘、恵姫は海水を制する力の持ち主。 　釣りをしたり昼寝をしたりしてのんびり過ごす恵姫の前に、ある日一人の…

自殺した僕は猫に生まれ変わった 生きるためだけの毎日 人間に憧れる無垢な子猫 前世の僕のような彼女 世界はどこも残酷で、逃れる術はないのだと僕は知る