「あほなやつ」を含む小説

色々書いてみる

奇妙な怪物群に襲われだした二十一世紀末の地球、ユーラシア東端の軍港のある街にて。 類まれなる美貌と美声故に自由に生きることが叶わず、辱めを受けた末に非業の死を遂げた母を持つ少女…

ちいさなライラはひとりぐらし。でも、家庭用の人型ロボットがお世話をしてくれるから、だいじょうぶ。ロボットは毎日おやつをつくって、子守歌を歌ってくれる。幸せな毎日だった。あの日、ロ…

──「“夜叉”を倒せ──」 高校二年の山霧卓弥は優等生である日常に飽いて、体験し得ない体験を求める。 それは、所謂“不良”を体験することだった。 この地域の数ある不良集団の内…

いつものようにどこかしらの陣営に取り入って暗躍しようとしてた道化だったが、社長戦争とは別枠の陰謀により『代理』として放り込まれてしまった。 見知らぬ異世界、まだ見ぬ敵、ピンチを…

　僕はティーカップを持ち上げる。水面は震えない。それは僕が贋(にせ)だから。つくられた人間だから。――ねえ、タリス、たとえ僕が君の世界の生き物でなくったって僕は君の子供だ。それだ…

短いやつを思い付きで書きます。

かつて、世界に大戦争が起こった。 種族同士のいがみ合い、そして殺戮。 戦争の末、滅亡寸前まで追い込まれた人々は、種族ごとの英雄を封印する。 その英雄の魂は、それぞれの武器に宿り…

夢を掴んだ「誰か」と、かつて持っていたはずの夢を捨てた「誰か」のお話です。

おやつ感覚にどうぞ！

女神さんが『カタコト英語で相手に意図が伝わったら、ソレが具現化する能力』って異能を授けてくれたんだけど？　これ、使いこなせますか？　貴方ならどうですか？ そんな話。 2029…

寂れた村を活性化するために村長は悩んだ。 そして、バチあたりな町おこしをはじめる。 心霊スポットを作って人を集めよう！！ ↓前回の投稿↓ 『アイドルのＳＮＳの安全とその代償』…

頼豪阿闍梨怪鼠伝（らいごうあじゃりかいそでん）のあらすじ調まとめです。 馬琴センセイの読本のひとつで、あんまり知られてないやつです。 ストーリー知ってる人もそんなにいないみたいだ…

僕が片腕のない兄とふたりで暮らすこの谷底の町は、製鉄業で成り立っていて、数百年前から何も変わらないほど穏やかで、時々化け物が紛れ込む。 今年の文化祭にうちの大学の文芸部で配る冊…

ちょっと妄想癖が強い高校生相模川ジョンの、少し変わった日常の物語。

届いたダンボールには伝票と相手の一部。 死送り指定先に気に食わないやつを書いていった主人公。 でも、そんなに殺したい人っているかな？ ↓前回の投稿↓ 『ダーク・オン・シャド…

酒席で気になってた女の子に声を掛け、介抱し、家まで送るよと紳士的な対応をした。そのままタクシーで帰れたら俺は勇者だったと思う。 だがしかし、俺は勇者ではなくスライム程度の存在だ…

僕｢小鳥山(ことりやま)周(しゅう)｣は所謂(いわゆる)一端の高校生というやつだ。 然し僕の高校生活はある一つの出会いから変わってしまった。 僕が僕である、存在証明とは烏滸がまし…