「#梅雨」を含む小説

アパートに一人暮らしの大学生である【坂井正人】の部屋に一人の女性が訪ねてきた。 彼女の名前は【支倉瑞希】。正人の幼馴染である。 季節は6月の梅雨頃、たまたま近くを通りがかったとい…

ある梅雨の日、海は傘を忘れて途方に暮れていた。そんなところに親友の南が現れ、大きめの傘を見せた。 これは、雨が洗い出した秘密のお話。

幻獣・吸血鬼のルコは、ある日馴染みの店の店主から花嫁衣装と思しき白いドレスを贈られる（もとい押しつけられる）。しかし彼女は白いドレスにいい思い出は無くて……。

きみは、わたしの大切な人。 それ以上は、ゆっくりと。

梅雨が明ける頃にとある高校でとある事件が起こった。その高校に在籍する小林幸子が遺体となって発見されたのだ。その事実は夏休み直前のHRにて担任から明かされた。どよめきに包まれるクラ…

湿り気を帯びた風 しとしとと、雨が降る 春は過ぎた　残る花弁 いつもの通り道　バス停　青茂る紫陽花、蕾はもうすぐ 濡れた外套が揺れる 彼は言葉を交わさない雨音だけが確かで不思…

俺が、世界が変わってしまったのは、きっと少し前のお話。 でも、物語と呼べるようなことが起きたのはきっとあの日から。 それは、梅雨の季節に入ったある日のこと。 こことは全く関係の…

1506年3月07日。 「ペトレウス総長！戦争です！！」 つんざくような叫び声をあげて、執務長室にノックもせずに押し入ってきた従者の男が息を切らせながら入って来た。 第7代…

冒頭――聖教会グランド･クロスに属する特級聖職者のみ与えられる光魔法『リジェネライト』。 　傷を癒す魔法ヒーリング系統最上位スキルであるこの御業は、死者を蘇らせることが出来る唯…

梅雨も明けて蝉が鳴くようになった頃、俺のつまらなくとも大切な日常が音を立てて崩れ去っていった。 一学期が終わる前日、俺は友人の健一からある質問をされた。 「なぁ、七不思議って知…

　瑞城女子高校マーチングブラスバンド部「瑞城フライングバーズ」の幹部は追い詰められていた。部内は分裂状態で練習も満足にできず、仕上がりは最悪レベルなのに、県の中心都市で開催される…

トラウマを克服するために、ふたりが選ぶ幸せとは。 百合と言いつつ恋愛要素はかなり少なめです。 梅雨なので投稿。

梅雨、放課後のとある二人の連盟のお話。 ※小説家になろうにも掲載しています 次作：心残りラスク

音楽が好きな人が好きなバンドのライブを観にいく話です。

　梅雨が長引くこの季節。夏休みを間近に控えた教室はいつも以上に活気に満ちていた。 　中学2年生の紀明は、幼馴染みの由衣と週末の花火大会の話をしている。