「藤の花」を含む小説

探偵事務所(仮)を経営している黎(れい)と廻俐(かいり)のもとにある女性が訪れる。その依頼内容は〈昔見た夢〉。 これは、花言葉をモチーフにした現代日本舞台のファンタジー。 …

時折見る夢。 平安時代のような長い刀を左脇に差し込み、頭の冠には立派な纓が立っている殿方と、どことなく自分に似ているお姫様。 黒い艶やかな長い髪。重袿の単に、柔らかい水縹色の…

陽（はる）と静（せい）は双子の兄弟。 両親を亡くし、遠縁の家に引き取られることになった2人が出会った少女、十緒子（とおこ）には、ある秘密があった。 別サイトお題企画「藤色」参…

別サイトさんの自主企画参加作品です。 藤の花の聖女、エメラ＝ファラスの側仕えをしている少年、ラト。 「ぼく、今日も聖女様のお傍に仕えてがんばります！」 ・挿絵は、AIイラ…

地味な中学生の花那の趣味は詩を書く事。 密かに投稿サイトに「スイートアメジスト」の名で詩を投稿している。 そこでいつもコメントをくれる一人のファンが花那（スイートアメジスト）の心…

椿幸助は、料理とお菓子作り、可愛いものが大好きな中学一年生。 しかし、友達に引かれるのが怖くて自分の趣味を打ち明けられず、公園で一人落ち込んでいた。そこで、謎の男・時雨と出会う。…

芳永涼真は、父の影響でプロの小説家になるという夢を持つ大学生。一浪の末、高校の時からの志望校であった神奈川県の東合大学に合格した。そうして再会する恋人、美藤春花との青春物語。

ある日、女子大生・藤吉文花はＵＦＯにさらわれる。 しかし、筋金入りの腐女子である文花は宇宙人にＢＬを伝道するのだった。

「──軍に入隊をしろ。これは勅命だ」 帝の命により、士官候補生として軍に入隊した親王頼仁。 ある夜、頼仁は同じ候補生の藤子と共に、訓練中に謎の男に襲われる。 絶体絶命の二人を助け…

　あやかしの国「阿の国」。北の領を統べるのは「月夜（つくよ）」と呼ばれる鬼の一族。一族の王、鬼伯の娘・藤花、その姉・深芳、そして深芳の友人にして博学子の娘・千紫、運命に翻弄されな…

それは……。 神々が住うと言う、遥か東の果ての国の、遠い昔に忘れさられた物語……。 記憶を失って下総の地に倒れていた水無月アヤメは、平将門と言うこの地の豪族に拾われた。 …

皆が起きている時間はいつも辛い。 だから月夜の明かりくらいが丁度良い。 でも、月は全てを照らせない。 きっとあなたの心さえも。

とても短い話です。（※重複投稿しています） cc1

春の雨に誘われて、ふと、思い出してあの場所へ行ってみた。 あなたと最後に観た藤の花。 あなたは覚えていますか？ writoneにて、空腹さん主催の #空腹を満たそう 参加作品…

それは俺が十歳の時だった。 親父の入院中に一時的に預けられていた親戚の家のそばで、見事な野生の藤の花を見つけた。 その薄紫色の花の下で、俺は彼女に出会った。 ※note、カクヨ…

あまの荘の大家（代理）を務める天藤優人（てんどうゆうと）の前に落ちてきたのは、白銀の髪を持つ謎の美少女とUFO。ただ、謎の美少女はUFOから振り落とされた衝撃で記憶喪失になり、記…

心を託す物語 高校1年の春 少しだけ入学が遅れてきた男の子がいた。 名前は鬼神千姫。 彼は私の隣の席に座ると儚げな瞳で見つめてくる。 崩れそうな表情と陰のある瞳が気になり私は彼…

藤の花を見る先輩と後輩です。短編です。

　よく見る夢は、水彩画のように淡く滲んでいた。 　それはいつかのことで、もうぼくの頭の中にしかない夢だ。 　紫と青、ピンクと水色。 　紫陽花とアサガオ。アヤメ。藤の花。 　いろん…