「蔵書」を含む小説

「あらゆる本が集まる」と言われる無許可の図書館都市、『九龍城寨図書館』。 ここには、お酒の本だけを集めた図書バーや、宗教的な禁書のみを扱う六畳一間のアパート、届かなかった手紙だけ…

取り壊し予定の私立東明学園。 7人の関係者が招集された同窓会で、校長が密室殺人の犠牲に。 15年前の図書館事故で命を落とした生徒会長。 彼が追っていた学校の闇。 そして、真相を…

　拙作は主人公の一人称視点で語られる創作物語（フィクション）です。 　あらゆる名称は主人公の視点と認識に強く影響を受けている呼称であるため、非常に誤解を招きやすい記述や表現が多く…

　私の所蔵する古本のうち著作権切れとなった書物を、旧字を新字に改めて掲載します。比較可能なように、旧字のものも併せて投稿します。蔵書は然程多くありません。気が向いたらNDLのデジ…

図書室で働く主人公は、恩師から亡夫の遺品である蔵書を引き取ってくれないかと頼まれる。その本の中から、一つの俳句が出てきた。謎めいた俳句が気になった主人公は、推理を始めー

「堀川梨里さん。僕の図書館で、館長である僕の秘書をしてもらえませんか？」 　勤めていた古本屋が閉店してしまい、職を失った梨里。次の仕事が見つからないまま、ある日訪れたカフェで、…

蔵書を読み返していると、ふとある生き物を見つけた「私」。孤独故にか「私」はそれを「飼う」

印刷工房で活字がぐちゃぐちゃにされる時、決まって駆り出されるのは、悪魔の姿が見える少年だった。 ※完結状態ですが、たまに続きを書くかもしれません。 第１話　KAC2023③「ぐ…

勝手なマンガレビューです。マンガ全体について語り合いたい、紹介してほしいと思い書いてみました。 「こんなタイプのマンガが好きだけどオススメある？」という感想にも出来れば対応したい…

　ジーニアスが、父の所有する蔵書を読んで至った結論は、数理学、であった。 　精霊という名前の『ラグランジアン密度で規定される作用場（スカラー場）』を仮定。状態空間表記される魔術…

「わが蔵書を贈る」 ありふれた遺言が告げるのは一人の男の秘めた思いだったーー 世界の海へ船出する青年チャールズと幼い少女メアリ。 叔父と姪は本への愛情と見知らぬ世界への好奇心で固…

『これは魔法の失われた世界の話』 だけど…… 『魔法が今も生きる世界の話』 新しい魔法が失われた時代、かつての魔法が宿る魔導書を正式に扱うことができる資格、国家魔導士に最年少…

【電撃大賞用あらすじ】 　かつて、『賢者』は何かに導かれるようにしてとある森へ降り立ち、そこで『至高の黒』を持つ『天の恩寵』――つまり異世界人である、天音と出会った。 　そして月…

七夕も終わり、秋の気配が漂う宝珠皇宮後宮。 後宮蔵書室・華月堂は、連日、混みあっていた。 春にがんばった模様替えや本の配達が功を奏したと喜ぶ花音だが、伯言の鬼上司っぷりは相変…

蔵書が2000冊であることも含めてタイトル通りです。基本的にはネタバレ注意。技術論のようなことも書くつもりなので、ラノベ作家志望者にも是非。いいところも悪いところも書きます。全て…

北斗は森の奥の洋館に住む葵と友達になる。 図書館を凌ぐ蔵書をすべて読んだという葵。彼の背中に執着する父。北斗は彼らの歪んだ関係を垣間見る。 冬休みに再会した葵は衰弱しきってきた。

【第一章】ふたりの王子　　　　　 飛ぶ鳥を落とす勢いのグランデジア王国は斬新かつ残忍な戦略で周辺諸国を併合し、領土拡大を押し進める。その統治者、獅子王の異名を持つリオネンデは、父…

　十月下旬。 「小田亮さんに宅配便で～す。新井慎司さんから蔵書の宅配便です」 　配達員は広辞苑ほどの紙包をカウンセリング室に置いて立ち去った。 　新井慎司は大学時代の学友だ。卒…

都立櫻庭《さくらば》高等学校は、広い閲覧室と三万冊を超える蔵書が並ぶ、都内でも有数の広く種類の多い図書室を持つ高校である。 読書と本屋巡りが趣味の榎戸燈画《えのきどとうが》は、そ…

砂漠に囲まれたとある王国には、膨大な書籍を集めた王立図書館がある。そこに訪れる人が望む知識に導く司書たち。官女らは人々からこう呼ばれている『知の番人』と。