「続けるしかないけど。」を含む小説

異世界の一つの大陸には、軍事力を誇る帝国、内戦の危機に瀕する王国、唯一神リピアを崇める排他的な神国という三つの大国が存在する。この世界では魔法は希少であり、その力を持つ者は国家の…

物語を綴るのは高度だから、日々をつづる、徒然なるままの、それでいて時事ネタとか挟んだお役立ちエッセイを夢見ていたけれど。 堕ちていく自分しかないような気がする。読んでくれる方たち…

【KAC20241・書き出しが『○○には三分以内にやらなければならないことがあった』】応募作です。 　こちらが本命ですので、よろしくお願い致します。 　皆さんはこんな経験ありま…

「魚が都会を泳いでいるみたいね」 そう言ったのは、彼女だった。 もう、１年前の話になる。 僕と彼女の１年前の関係は、カメラマンとモデルだったが、 今は恋人同士になっていた…

人形使いで人形嫌いな少年と、麗しの舞姫たるビスクドール。一族の定めに従わされた少年と、自由奔放な物語を与えられた人形。言葉を交わすことなく、ちっぽけな舞台の上でのみ交わるふたつ。…

ある時期からずっと雨が降っている。ずっと。でもみんなが傘を持っているわけじゃない。なら傘を持たない人々はどうすればいいのか。雨に打たれ続けるしかないのか。 当たり前だけど、当たり…

　人はただ生きているだけで先入観を獲得してしまう呪われた生き物である。それはやがて常識という名の欺瞞となり人間社会を万遍なく覆い隠す膜となる。果たしてそれが正しいことなのか、効率…

生まれながらに家、そして領地に厄災を呼び寄せたとされ、家族にすら疎まれている少女、レベッカ 『疫病神』『最悪の象徴』『リーズ家の恥晒し』etc.etc.………数々の蔑称で呼ばれ、…

「それしか趣味がないから続けるしかないんだよね。推しが何時死ぬか気が抜けなくて疲れるんだけど」

　騎士の称号をもつディルクは王子の護衛として王立学園に入学した。けれどもその王子が他国から留学してきた聖女にほれ込んでしまって大問題。哀れ王子はバカに成り下がってしまい、その側近…

　ＩＴ企業の経営者である司馬龍平は、見知らぬ部屋で目を覚ました。メイクをするための大きな鏡。ガラステーブルの上に置かれた差し入れらしきおにぎり。そして、番組名らしきものが書かれた…

どうしようもない状況で、どうしようもない関係をずるずると続ける話（※重複投稿作品）リィズ

不気味な遊園地。 灰色の服を着た遊園地の管理人。 回り続けるメリーゴーラウンドで、延々と走らされているペガサス。 とある目的を持って、カンラという名の彼女はこの遊園地にやって来…

更新停止中。1章がかけ次第再開します 両親が離婚し、女手一つで家族を支えてくれた母。そんな母は俺らを育てるために単身赴任をしている。オレは兄として、弟と妹を守らないといけない。…

独自に研究した姓名判断にもとづく、歴史上の人物評価。 もちろん姓名判断であるから、科学的な根拠はない。 また後付けの感も否めない。 個人の独断と偏見に基づく、歴史人物評価である。…

東條が頑張って生きてる話をたまーに更新するためのはきだめ。 多分、そっと消してしまうだろうと思う。 なんだかねぇ、考え込みすぎるだけだからきっと書いては消し書いては消しってやる…

だったら、みんなが怖くないような、やさしいカイジューであり続けるしかないよ。 アルビノの少女・大野木ココは、小学生の頃、山で遭難したことをきっかけに、既来界と呼ばれる異世界を…

「お前たちの王に罪の償いをさせに来た」 降りしきる雨の中、そう語った青年は一夜にして太陽の王を含む十数人の人々の命を刈り取り、その刀を血で染めることになる。 後に｛陽の落日｝…

「先生、すみません。自分も部活辞めます」 高2の夏、空中分解した吹奏楽部から離れて約10年。 立派(？)な社畜に成長した中林 旭は、かつての自分の相棒だったベースを再び手に取…

　僕はティーカップを持ち上げる。水面は震えない。それは僕が贋(にせ)だから。つくられた人間だから。――ねえ、タリス、たとえ僕が君の世界の生き物でなくったって僕は君の子供だ。それだ…