「短編集 和風ファンタジー」を含む小説

あの日、色見草の合間に真っ白な鷺を見た。 うっすらと雪を纏ったその鳥が、北の空へ飛んでいく。 私の目の前には、我が子の枯れたような屍体が横たわっている。 死と冬枯れは白鷺の姿…

記憶を消す呪術師の「私」が再会した友人には、柿の木由来の呪いがかかっていた。なぜ、柿の木に呪われているのか？私は何を忘れているのか？ この短編小説は、僕が書いているダーク百合短…

日本がモチーフ。 倭地方の主に四つの島を中心に栄えている。 使い人（つかいびと）と呼ばれる人々は八百万の神の一柱から加護を受けて能力を授かり、国の発展や生活のために能力を駆使して…

殺伐感情戦線参加作品 実際に全国ニュースになった「庭に数センチの透明な球体がある」という現象は、実は龍の涙によるものだったというお話。あのニュースの裏にはこんな百合があったのかも…

――大人になって気づく。自分はいつも、大人の知らぬ逢魔が時を歩んでいたんだと。 大人になる前の、ほんの数日の、在りし日の熱病の様な、少年少女の短い物語。 熱に伏す”私”は、枕元…

※こちらは、本編である「緋姫　～天羽月舟伝～」を読んでから読むことを強くおすすめします。 https://kakuyomu.jp/works/117735405488657521…

これは角持つ人々に寄り添う者たちの物語。 1人の天才と、1人の凡才と、1人の少女。 彼らの考える歩み方の物語。 【その角に色を見る】 愛の重い客のところへ向かう彩角師である流水は…

シリアスだったり淡々とした彼らの日常だったり。 つながっていたり、つながっていない話だったり。 いろんな視点、時間軸がごった煮になっています。 ※この話のジャンルが自分でもよく…