「仏教ファンタジー」を含む小説

【お彼岸にぜひご覧ください】 　目が覚めると、私は見たこともない世界にいた。 　幼い子どもを慈しみ、愛し、世話をすることが大好きな久下軽羽（くしたかるは）。 　彼女は両親…

寺の息子である空はある日、「我は菩薩である」と名乗る不思議な子供と出会う。どうやら落ちこぼれらしいその菩薩を助けるために、空は手を貸すことにする。

小さい頃から人付き合いが苦手な主人公は、人生で色々と傷つき苦しい経験から生きる楽しみも自分の価値も見つけられず、毎日をただ生きているだけの日々を過ごしていた。 そんなある日、目覚…

六凶と呼ばる妖怪達を退治するハンター達とその妖怪達の絵を描く変な画家の話し。

約、4年間考察、創作に頭脳と時間を費やした長編作品です。タイトルの蘿媽那という読み方は（らぼな）と読みます。私が生きている中で大長編になる作品になると思います。そのぐらい覚悟を持…

これは東洋ファンタジーです。 みんなが書くファンタジーが西洋ヨーロッパ風なファンタジーばかりなのに疑問を感じ、本格的な東洋ファンタジーを書こうと東洋の文献について調べてきた作者が…

その土地には、「少年の形をした死」が存在した。 少年は死者を導き、森へ行く。数多の生命と関わる中で、彼にとっての救済はいかにして生まれるのか。 山形県のモリ供養の風習、諸伝承を下…

自分の名前はハレヤ、17才。恋人である同い年のメイカが、ある日に自殺した。自分は人生の光を失った。気付けば、ビルの屋上から飛び降りる。しかし……。

　琴を掻き鳴らす姫様のもとに、今宵も蠟梅色の狐は現れる。二人には前世からの繋がりがあった。

かつて美しかった中原は今や荒れに荒れてその面影を見ることもない。 だがふたたびこの中原に平和がおとずれるとの言い伝えがある。 花々は咲き誇り、虫たちは乱舞するであろう。 その天下…

西暦56億9999万9617年――全ての衆生を救うため、彼はこの世に降臨した。

時は二〇一八年。日本アルプスの麓、山間部にある人口二千五百人ほどの村落である多々里村で、紛争が起きていた。八重葉ダム建設計画によって存亡の危機に立たされていた多々里村の住人たちは…

　地上では春一番が梅の香りを運ぶその日、真冬の湖の上に積もった新雪さながらにふわりと白い雲の上では、釈迦如来様を初めとする仏尊の歴々が陽光よりも眩い後光によって年に一度の晴れの舞…