「不思議な花」を含む小説

　2089年、荒廃した東京。 　真贋査問人の薫は、完璧すぎる美しさを持つ複製人間・綾と出会う。 　任務と感情の狭間で揺れる薫は、綾を逃がす決断をする。 　しかし、それは想像を超え…

“夜は鬼火が舞い、昼には狐の鳴き声が時おり響く。 そんな旧校舎には黒と赤のセーラー服、旧狐宮学校の制服を着た狐面の少女が居り、一つ願いを叶えてくれるというもの。 だが誰もそれ…

叶わない気持ち、要らない記憶。其処の貴方にもきっと一つや二つある事でしょう。 いつの間にか雰囲気が明るくなった人。何かを忘れている人。好きだった筈のものをいつの間にか好きではな…

――五色の不思議な花が願いを叶えてくれた あるところに五色の花びらを持つ不思議な花があった。 その花は花びら一枚ごとに、色に合った不思議な力で願いを叶えることが出来た。 伝説を…

　いつからだろう。 　私の所だけ雨が降り続いて、どれぐらい経つのかしら。 　雨が降ってなくても、私には降り落ちていく。 　私は雨に嫌われている。 　だから嫌がらせのように雨を降…

私たちは仲の良い幼なじみ4人組。 最近仲良くなった湊を合わせて、5人で山登りに行ったの。 まさか、楽しいはずの山登りで湊が死ぬなんて思ってもみなかったんだ。 事故だよ。 きっと…

一応百合のつもりで書いたけど、セルフレイティング要らないレベルでいいよね、これ…？(文章上はさらっと済ませてるし…。) ジャンル「ホラー」にしたけど、あんまり怖くはない…。 時…

　子供の頃、一度だけ目にした不思議な花がある。祖母が持ってきてくれた、小さな小さな白い花。わたしが触れるとぼんやり白く光り、指を離すと光が消える。まるで魔法のような不思議な花だ。…

病魔に侵された妹を救う為、男は噂に聞いた不思議な花屋敷を訪れる

一人娘を嫁がせるやもめの下級武士の心情を桐の花に重ねてみました。

パートⅡの語り部は、Ⅰにも登場した少年マッシュ。 マッシュは、心身共に健全な少年である。 何が起きても、誰が何をしでかしても、彼は、その優しさと広い度量で、全てをガッチリと受け止…

ある少女の夏休みに起こった不思議な出来事

ある日、一人の女性がお花探偵・麻里花（まりか）のもとを訪ねる。彼女の名前は雨咲雪奈（あまさきせつな）と言うらしい。雪奈はことさらに麻里花を警戒していて、なにやら秘密がある様子。そ…

パラレルワールドもうひとつの世界線、迷い込んだその世界線には日本は無かった。そこでは違う世界線から迷い込んだ者を『来訪者』と呼んでいた『来訪者』は時空を超えると超能力を持つという…

『雨の国』で暮らす少女ライラは、妹のために『幻の青い花』を求めて緑の扉をたたく。 　扉のむこうは不思議な絵の具を作る工房だった。 　連載中「絵の具をひとさじ」本編の時間軸よりも…

【短編】 旅の僧侶は、池のほとりである若者に出会う。青年は二百年に一度咲く、不思議な花の開花を待っているという。 その時、僧侶は知らなかった。若者とまぼろしの花にまつわる、悲し…

── 梔子の匂いが、僕を呼んでいる。 そこにいたのは、美しい女の子。 梔子の花園にいた、梔子の妖精。彼女が僕を呼んでいた。これから始まる不思議な生活。彼女はいったい、なんなんだ…

拡散する種ってそのままでも良くない？　と思って書きました。 KAC20204　お題「拡散する種」用短編 ヨーロッパと中東の間にそびえ立つ巨大な樹木ユグドラシル（世界樹）。いまな…

誰かが芽吹くと花を咲かせ、夢が叶うと種を撒いて枯れる、夢の花が咲きほこる畑。 そこで働く管理人さんは、優しそうに語る。

今まで書き溜めてきたものを載せます。 春夏秋冬にちなんだお話です。 主人公夜桜千秋は、何故か花が女の子に見てしまう体質であり、どうして自分だけなのかと色んな花達に振り回されな…