「昔から」を含む小説

「今度はこっちを折るんや。そう、そう……慎太郎は上手やなぁ」 タタン、タタン。病院へ向かう電車の中で、随分昔の記憶がよみがえる。懐かしさに微笑みを浮かべながら、隣に座る息子の頭…

五十年近く前、東京・秋葉原駅前には日本一の野菜と果物の卸売市場があった。 そこでは今は嗅ぐことのできない街の臭いが確かにあった。

【KAC20243　参加作品】　テーマ　「箱」 仁川透琉は先日企業主催のコンテストに出した製作物が準優勝する通称ロボニクス研の部長。 パソコンを使ってのプログラミングも、新しい…

お題を確認したタイミングで、たまたま昔の格闘ゲーム「あすか120％」のことを思い出してゲーム紹介動画とか見てたんですよ。 なので、女子同士がぶつかり合う格闘シーンを書こうってなっ…

むかしむかし、国立大学が法人ではなく、本当に国立だった時代。 一般的な法と規制から外れていた。 今では絶対に発生しない事件。 それは、ある医科大学の実験室で起こった話。 ホ…

高校一年生の赤園まりんとクラスメイトの細谷健吾。この二人、両想いのようで両想いではない。それは何故か……二人だけの恋愛関係だった筈が思いがけない人が加わりまさかの三角関係へと発展…

昔々のお話。力こそ全てのとある国に、一人の少女がおりました。 【御伽話リメイク：シンデレラ】

第12回空色杯の500字未満の部の応募作品です。 詳しくはこちら⇒https://twitter.com/kro_ba_ 昔は違和感なんて感じなかった。 親友だと思っていた。 …

息子が実家の蔵で玩具を見つけた。 それにまつわる不思議な話を、私は語り始める……。

昔、勇者が魔王を倒したと伝わるダンジョンに、謎の箱が隠されているという。 王様の命令で、その箱を取りに行った勇者（中一女子）と白猫の運命や、いかに。

「ブラックボックスという道具です。昔、ネコ型ロボットを名乗るタヌキっぽいロボットから、貰ったんです。なんでも未来を変えるために、過去に来ている、とかで」

1000年も前には 「昔からあった」と言われた寺。 人を衛り、護るため、存在し続ける。 そこには存在しない箱が存在する。 『知ってはイケナイ。』に登場する蔵。 そこに収められ…

KAC2024の参加作です。 テーマは箱。 箱といって思い浮かぶのは箱根。 でも箱根からちょっと電車を乗り継いで、新松田の思い出を語ってみる。

　KAC2024第3回お題「箱」の参加作品です。 　昔に書いた物ですが、カクヨムでは未公開だったようなので公開してみることにしました。 　随分前に書いた物なので稚拙な部分もあり…

元彼に浮気をされてから6年、恋人ができていない。職場の男もつまんない人ばかり。道端でナンパされることも減り、怪しい男だけが近づいてくる。昔はそんなことなかったのにな。

昔から箱を開けるとき、胸がドキドキした。

自宅のような所で寝てる僕は悪意のない人に家の鍵を開けようとされる。その恐怖に怯えていると、昔の同級生と再会する。お金がない僕は、税金が払えないから隙間風が入る。 やがて、僕は僕じ…

幼い頃押し入れの奥で見つけた桐箱。厳重に縛られていて中身を母に聞いても答えてくれなかった…。家に一人しかいない今なら、開けられる。 KAC2024参加です

バイオはザートとか零の日記のような物を想像してお読み下さいませ。 こちらは昔書いたものがちょうどお題にぴったりでしたので蔵出し品になります。 ８００文字は別に用意いたしますが、…

学校の敷地内に衣食住娯楽の全てが揃う学園都市を保有する高校に入学することになった裕愛（ゆうま）は、その都市内に住む場所を探すために学校側の担当者と家の内見に向かった。 まず案内さ…