「真っ黒け」を含む小説

白かろうが真っ黒だろうが、ピンクでも水色でも関係ない。人は人なのだ。人間対人間のトラブルは出会いは思い出は。

◆6／15発売『折紙堂来客帖　折り紙の思ひ出、紐解きます。』(富士見Ｌ文庫)あらすじ◆ 角川文庫キャラクター小説大賞《読者賞》受賞作『地獄くらやみ花もなき』に続く、 第五回 富士…

連休をドブにぶん投げた主人公。 暇つぶしに訪れた映画館はスクリーンが真っ黒。 音声だけの音声映画って……たのしいの？ ↓前回の投稿↓ 『こちらの店舗では地獄行きのお客様はお…

この世界は黒い布に覆われている。 伝説に伝わるその昔、不届きものが、火と呼ばれる新たな光を生み出したからだ。天は怒り狂い、空に真っ黒な布をかけた。 私は祭司。不届き者の末裔。火を…

　赤城莉々は人の才能を「宝石」として視ることができる少女。 　宝石が大きければ才能も大きく、宝石が白に近いほど善い能力であるといったように、才能の大きさや方向性も視ることができ…

ただ真っ黒な世界を少女が歩く、そんなお話。

　奇妙なルールや法則でできた、ここではないどこかにある街「宝石街」。そこで起こる出来事を中心に、一話完結形式でお送りいたします。 　女が飼っている文鳥は女を空から見ていた。文鳥が…

男は蔑まれていた。無能、魔物、出来損ないーーそんな誹りを受けていた彼が、神託の儀にてとあるスキルを授かった。 《きょうか》。その言葉を耳にした瞬間、誰もが彼を馬鹿にした。やはり…

　菅沼真紀、二十九歳。他では見られない高収入・好待遇と引き替えに、一見カタギ、しかし実質真っ黒な桜査警公社に入社して早七年。防犯警備部門に配属された直後は人生の汚点と呼ぶべきトラ…

「どうしてキミじゃなかったの？」 その言葉は刃物のように僕の心に突き刺さり、決して忘れられそうにない。 けど、仕方ないじゃないか。 見た目は可憐かもしれないけど、アレはただの…

遠い未来の話。突如として謎の災害が地球を襲った。地は裂け、海は割れ、空は諦めたように真っ黒になった。人口はおよそ5分の1にまでへり、危機に瀕していた。 だが、ほんの一部―――マフ…

苦いのが苦手な私 苦いのが好きな彼 理解できない彼の好み 珈琲みたいに真っ黒なの でも、気になる 好きな人の好きなもの 苦いってわかってるのに 私の気持ちもぐるぐるまわる …

「こいつは、餞別さ。神に捧げられたあんたの純潔を『最初に』奪った男に、このまじないは取り付く」 敗戦国の巫女であった華鱗《ファリン》は、異国の覇王スレンバートルに捧げられ、神も、…

よりダークで狂おしい恋もあるかな、と。

その科学が発展した世界では、普通の日本とそう変わりない生活をしている。 町並み何かがちょいと近未来 その世界には戦闘装甲という物が広まっている (戦闘装甲) 自身の生身の体に…

　夕方五時に家路を急ぐ、サラリーマンの安來三春は、ビルとビルの隙間に立つ謎の子供と目が合った。 　それの子供は、真っ黒な布を頭からすっぽり被り、見えているのは膝から下の素足だけ、…

青色と、白色のみで色づけられた「青い世界」に住む「きつねのこ」は心優しいあやかしの少年です。 彼は「青い世界」の真上にある「真っ黒な世界」に落ちてきてしまった人間を助けてあげ、「…

　俺はバレンタインにチョコなんて貰った試しが無い。 　俺は俺自身の姿こそが素直で純白で全くあるべき姿だと思っているが、人は俺のことを世情に反してひねくれた真っ黒な奴だと評価する。…

天国で暇をしていた青年は、ある日女神に呼ばれて異世界の争いを収めてほしいと頼まれる。 異世界に降り立つと、喋る黒猫(女神)が仲間に加わり、黒猫に衝撃的な事実を告げられる。 真っ白…

魔法使いの中でも魔法を解くことを仕事とする者を『解魔師』と呼ぶ。 解魔屋『NO No.（ノー・ナンバー）』の店主は、黒く長い髪、黒い瞳、黒いワンピースの全身真っ黒な少女。 名を…