「月 雪」を含む小説

　雪の精霊であるセツの仕事は、冬の間に命を刈り取り、春を呼ぶこと。ある日、セツは赤いマントを羽織った女の子に出会う。女の子の命を刈りたくないと思ったセツは彼女を逃がそうとするが、…

特に取り柄のない、平凡な中学1年生、小夏雪月(こなつゆづき)。中学入学と同時に、東京都桜坂に引っ越してきたが、人見知りでなかなか仲のいい友だちができず、クラスにも馴染めない。そん…

これは〈神の奇跡〉が伝承と化し、騎士が銃火に消えつつある戦場の物語。 二百年前に起こった〈東からの災厄〉と呼ばれる壊滅的な戦災を経てなお、滅びゆく大陸を二分する〈教会〉と〈帝国…

江湖の武人・陰月芳は、中原を遥か離れた山中で、一門を脱した妹弟子・朱雪雁の足跡を捉えた。追手となった兄弟の悉くを斬り捨てた朱と、陰は暫しの問答を交わす。然し、朱はやはり姉弟子へと…

【この作品は2018年12月7日に公開した「メアリー探険記　～雪の中の屋敷～」を大幅に加筆修正を行ったものです】 　――無使用建築物探険家。 　それは世界中にある、使用されてい…

（※2021年4月にカクヨムに初投稿した作品。2022年12月に手直し） ＂faith is the most powerful force on earth.＂ 「Faith…

時は１９世紀末。鳴治の時世。 鎖国をせず、英国との貿易が盛んだった日ノ本は、江戸を中心に蒸気大国としての地位を確立していた。 しかし、1868年。×月×日。世界同時多発的に発生…

同題異話SR参加作。 高校の同級生・立石に告白された女子大生・高橋は、どのように返事をするか迷っていた。 考えた末に、彼女は一つの答えを用意する。 「珈琲は月の下で」「愛と呼…

　一途に人を愛し続けることが出来ず、ワンナイトラブを繰り返す男・「俺」は、ある夜、人通りの少ない駅前で、ぼんやりと立っている女性を見つけ、ホテルに誘う。 　しかし、先に眠ってしま…

よく晴れた青空に冷たい風が吹く、冬。 浮かぶ月に手を伸ばすように建物が立ち並ぶ地方都市「御空」では、今日もひとびとが行き交っていた。 十二月。快晴の日曜日。雪を待つ神楽木沫衣…

とある騎士の思い出を綴る短編集。 ※同作者作品『月落ちる森』『雪花に誓う騎士道』『落日の薔薇』のスピンオフのため、世界観・設定についての説明はありません。

私的文明論である〝文明の星〟理論を用いて、現代政策を読み解きました。 これぞ〝社会科学の大統一理論〟にして〝文明の聖典あるいは魔導書〟！ ……すみませんさらに中二病進んでますが、…

当作品はリレー小説です。順番、参加者は以下。 継月さん：https://kakuyomu.jp/works/1177354054904751372 タコ君さん：https:/…

いつもより早く登校して、隠れるように下駄箱に入れる女の子。 Vtuberのサイとさんが主催されている企画の応募作。 バレンタインをテーマの810文字制限のショートショートです。

同題異話SR参加作。 片思い中の男性が、意中の人と初詣に行った先で考えたことをつらつら書いてみました。 「珈琲は月の下で」「愛と呼べない夜を越えたい」「雪待ちの人」と世界観を同じ…

　北海道「道北高校」三年生の煮雪侑（にゆきゆう）は、ある日、自身がキャプテンを務めるバドミントン部顧問の教師に呼び出される。 　用件は、部活動に顔をださない歳桃心（さいとうこころ…

その日、僕は自らを雪女と名乗る少女と出会った。