「この手は」を含む小説

【KAC20229】用の短編です。 猫の手を借りたい？ なら貸してあげるよ。 でも、その手が悪魔の手になるのか天使の手なるのかは……君次第だよ。

『魔王』と、魔王に選ばれし最強の配下集団『十二魔将』は今日も魔族領の平和のために公務をこなしていた。 　魔王達の元に、異世界からの転移者召喚の知らせが届いた。 　八天眼が開…

※コメディとは西洋演劇で、悲劇に対立するもの。必ずしもおもしろおかしいものとは限らない。（精選版 日本国語大辞典より） 回を進めるごとにあの話とこの話が、いや、あれも……とつな…

女は一人、心を燃やしていた。 自らが最愛を奪った影を、必ずこの手で摘み取ろう。 禁忌を犯した者共を屠ることで、女の野望は急速に蕾を膨らませていく。 舞台は様々な天候を彩る花々の…

KAC2022お題「推し活」 全然思いつかなかったですけど、なんとか絞り出しました。 「よいこの黙示録」という漫画を知り、いつかこの手の話を書いてみようと思っていました。 原作…

「天使病」――突如として背中に小さな翼が生え、やがて空へと飛んで消えてしまう病気。治療法は空へと飛んで行くときにその手を取ること。ただし、触れた際に病気が感染（うつ）ってしまう可…

組織の中で、何ら評価されることもなく、仲間はずれにされ、行き場のなくなった若者が居た。 一家から勘当同然で放逐された彼らは、しかし、世の中を大きく動かす渦の中心に位置することにな…

遅刻寸前の私は、慌てていつものエレベーターに乗った。 だが、どういうわけか目的階に着かない。 一体何故。どうして―― 何度も乗り直すうち、得体の知れぬ恐怖に次第に翻弄されていく私…

連続殺人の容疑者を自白させるため豊島警部はこの手を使う。 タイム・ストリッパー。それはSF系小説にあったタイムトリップを誤読したおっさん（わたし）が想像して書いたものです。

「いつか君をこの手に………」 狂気的な一途な愛が、さらに強まる時………それは犯罪になり得る。

16歳の少年朝江　陸はトレジャーハンターである。休日の鉱物採取の帰り道、岸壁から出てきた青い宝石を触れた事によって古代の超技術と自然の混ざった異なる世界へと転移してしまう。その世…

自分を剥ぐ(物理)だけの短編です。残酷描写はありません。無いつもりです。 衝動のままに書きました。「姉を解く」といい、この手の話が好きなんだと思います。

青年が訪れたのは、あの日逃げ出した実家。何のために訪れたのか、それは生涯守ると決めながらも一度は手放してしまった小さな手を再び繋ぐこと。あの子を救うためにはこの手をどれだけ赤く染…

たくさんの出会い。この手でふれた方々。大切な時間。大切な人。ありがとう。

「ふたたび　さいみんあぷりを　てにいれたぞ！」 　オッス、オラ貴幸鳴海！ 　全力全身全霊で探し出した催眠アプリを破壊されたけど再入手して、イケメンすぎたから女の子にストーカーさ…

虐めてきた奴をこの手であやめた。けれど、それは新たな罪を発覚させる行為、そして作り出す行為だった。（※重複投稿しています）下敷作品：詩集D　死者と生者 ２０２５．０６．３０簡易チ…

　夜色に染まった沼の水面を、霧が這いずりまわっている。沼と陸の境においては、かつて茂っていた草が枯れ、横たわり、そこに根をおろした草が茂っている。その繰り返しによって育まれた足場…

昨年、11月。 出張先の東北某県で1人の男性と会った。 歳の頃は還暦前くらいで、少し陰はあるが明るく豪快な雰囲気の人だった。 彼は自分の事を『拝み屋』だと自称していて…