「昔から」を含む小説

私は冷たい春の雨に打たれながら、足早に歩く。後ろから近づいてくる息遣い、足音、そして呼び止める——幼なじみのガキタ君の声。不意に、私の右手首は強い力で掴まれた。 ※ 犀川 よ…

昔好きだった人から、またバンドをやろうと誘われた。私がどんな気持ちか、きっとあなたにはわからない。 ステージの上から見る景色はいつも光に包まれていて、このまま世界を止めて、ずっ…

悠久の時を過ごす二つの星は、退屈しのぎにいくつもの星の営みを覗き、 お話を語り合っていました。 これはそんな星の一幕。 昔々に書いて、更新も分かりにくいので分冊いたしました。 …

だいぶ昔に書いた詩、その2。

　昔々、とある王国に子宝に恵まれない、王様とお后さまがいました。 　あんまり子供が生まれないので、王様は、つい、 「悪魔でも良いから、子供が欲しい」 　と、天に向かって言って…

昔々、ある三兄弟がレンガの家・木の家・草の家を建てた。長男と次男は、草の家を建てた三男を笑っていたが……。

昔作った詩をちょっとずつ放出しようと思って投稿しました。

【登場人物】 　バーテンダー 　「若」と呼ばれるアルバイトバーテンダー 　レセプタント 　お客様

高校生にして立派にヒキニートゲーマーと化していた主人公は、ふと目が覚めると異世界に転生していて、あろうことか「キツネ」になっていた。 訳も分からぬままオタク知識で現状を受け止め、…

　主人公、佐々木晴斗《ささきはると》は何の取柄のないごく普通の高校生。 　彼にとって漫画やラノベの主人公のような輝かしい青春など来るはずがない……そう思っていたある日、高校の入学…

８００字ショートショート１０作目はSF（笑）。散り逝く桜をお題に。もっとハートフルな話にしたかったんですが、なぜ、こうなった？って感じです。昔考えたSFミステリー系が頭にあったの…

そこは、海を奪われた世界。 はるか昔、海のかなたから押し寄せたヨモツオニに、海は奪われ蒼い月となり、世を治めていた神々は破れ、その残滓がナレノハテとなった。 海を奪われ、神の…

福岡県に住む桜井澪はごくごく普通の……とは言いがたい、１６才にして先の暗い女子高生。昔からピアノを弾くことが好きで、いつの日にかプロになろうと意気込んでいた。しかし本人の能力不足…

　札幌市中央区北３条通り公園のサンライズマンションの一階、西門にある定食屋『欽』の女主人大橋美代子は、昔、ある事故で兄をなくしていた。店の中には、幼いころのセピア色の写真や、「森…

　イギリス系の移民であるケイン・ウォルコットは朝鮮戦争で重傷を負い、気が付けばヴェトナム戦争の時代に目が覚めた。 　どうにも怪しい科学者ギャリソンの手で超人兵士として蘇った彼はヴ…

ちょうちょは走る。とてもシュールな話。かきかけの話を整理してたら見つけた作品。昔の自分、何考えてこれ作ったん？（※重複投稿しています）仲仁へび

タイトルの儘。終活しつつ、なんのまとまりもない短編を乗せていきます。断捨離を兼ね。 （相当前のだったり時期もばらばら。手を加えたいのは山々ですが、漢字の間違いと明らかな文法ミス以…

主人公、笹井七瀬は良太とカップルユーチューバーとして活動していた。二人は結婚報告し、周りも祝福の嵐！しかしそんな時、七瀬の前に昔の恋人、明人が現れる！明人は6年前、七瀬の前から何…

　昔を振り返ると、本当に俺（ロイ）は多忙だった。追放してくれて感謝だ！　追放された今となっては、婚約だってとっくに破棄され解消されていることだろう。今後は悠々自適にスローライフを…

男子高校生の日向翠（すい）は、猫好きのごく普通のDK（男子高校生）花ヶ咲高校の二年生だったが、その猫を庇って、ダンプに轢かれて死んでしまった。銀色の輝く世界で目覚める翠。そこで、…