「去年」を含む小説

春風が吹いた。 ほんのりと甘い花の香りが流れてくる。 去年の春もこの香りがした。 懐かしいような新しいような。 頭の奥の記憶を呼び起こしてくれるような。

　四回目のお題は『お笑い／コメディ』……。 　難しいな。 　去年のリメイクを行ってみる。 　また……、お題と違うかもしれませんが、温かい目で見てくれると嬉しいです。

令山　代緑（れいやま　よしえ）、皆からは「ダイロク」と呼ばれる30代会社員女性。 ある日突然、目の前に光の升目が見えるようになった。もちろん他の人には見えない。 さらにその升目に…

風上楓はお父さんに傘を渡すため、バスに乗って会社まで来ていた。 一面の雪景色は楓にとって感動を覚えさせた。 はしゃいだ楓は地面に転んでしまう。 助けてくれたのは舞白桃花。 お父さ…

KAC第三回お題「第六感」 これを見た瞬間、去年のお題「直観」を咄嗟に思い出したカクさん、ヨムさんも多いハズ。 こういう、フワッとした概念系を必ずお題に挙げるのは、カクヨムさんの…

元いじめられっ子、PTSD、カストラート、だれでもトイレ/オカマトイレ、アウティング禁止、過呼吸、性自認、性表現、性的指向、５０メートル走８秒の壁、フリースクール、保健委員、イー…

KAC2022のお題ふたつめです！ お題は『推し活』！ 去年は『尊い』があったし、絶対カクヨム運営に腐女子いるよね！？

　この度のお題、二刀流……様々な角度から思いを募らせる、ボクッ娘の千佳。去年もお世話になったＫＡＣ。今年もまた受けて立ちます。そうは言いながらも、僕の双子のお姉ちゃんにも協力を求…

おじいさんに救けてもらったきつねが、恩返しのためにおじいさん息子に化けていたが、本物の息子が帰ってきたことによって正体がバレてしまった。そのままおじいさんの家を後にしたきつねだっ…

日本のどこかのカッフェで、ある女性は去年の夏に交わしたある約束の為に想い人を待ち続ける。 これはそんな二人の約束が、いかにして結ばれ、いかにして成就するかの小さな物語。

仕事で疲れ切った俺（26歳）が自宅でひとり寂しく晩酌してると、スマホが通知音を出した。いとこの女子高生からのトークじゃん。 「あたしのことセフレにしてよ」 なんだよこれ。思わ…

入学から既に一年たった。 春休みを終えて、今日もこの校門を通る。 『私立九ノ瀬第一高校』 二年生になって最初の登校日だ。 クラス替えはあるが、すでにある程度人間関…

バレンタイン。その日は勝者と敗者に分岐する日。 そんな運命の日に、例年通りバレンタインを憎んでいた主人公桐島新は、去年のほろ苦い思い出に浸っていた。 そんな辛い思い出から、今年も…

主人と居酒屋を営むチヨは真夜中に目が覚める。不安な覚醒で連想されるのは、遠い昔に聞いた祖母の昔話。やがて、階下に物音がして―— ※去年の坊ちゃん文学賞に応募した落選作を、リライ…

下宿先の出戻り娘に「クズ」呼ばわりされる俺は、バイトを一ヶ月続けたら一万円という賭けをする。 ※去年「坊ちゃん文学賞」に応募した落選作に、若干の修正を加えました。 ちなみに作…

毎年の夏、盆になると僕は家族に連れられて10歳まで住んでいた父の実家のある長野に帰省する。 帰省して思い出すのは幼い頃一緒の時間を過ごしたあの子のこと。田んぼのあぜ道で、泥道で、…

去年の11月あたりは、小説書きたくなさ過ぎてアカウントを消したかったです。

最終局面を迎えた、勇者と魔王の決戦。 「終わりだ、覚悟しろ魔王ッ！」 「ああ、その様じゃな。お主を見くびっておったわ。じゃが、それでいいのか？」 「…………」 「勇者よ、妾を倒…

　それは三年前、『僕』に贈られた一通の手紙から始まる物語。 　『僕』が彼と出会ったのは高校二年生の秋の頃だった。 　出会いは最悪だった。 　高校二年生の文化祭、ひとのいないはず…