「#消えたい #生きる」を含む小説

さみしさは消えない。でも、希望は、ある。11の小さな星たちの物語（『かぞえきれない星の、その次の星』） 新型ウイルスが流行し休校がつづく春の夜に、こいのぼりたちが起こした奇跡、…

ボクは、災害にあった、らしい。 何故らしい、という表現なのかは実際は原因が分かっていないからだ。 突然、帰る場所が消えてしまった。 人も、家も、思い出も何もかもが。一晩、い…

毎日平凡な日々を送る大学3年生の私。ある夜、寝ようと電気を消したら、突然窓から大きなノックが聞こえてくる。最初は誰もいない、そして2回目のノックが聞こえて再度窓のそばに行くとそこ…

果てしなく広がる大宇宙。無数の銀河が、銀河団が存在している。その中の星々には、かつてから叡智を携え、優れた技術力を持ってきた星が無数に有る。しかし残念な事に、そのほとんどの知的生…

注※TS転生モノです。ご注意ください。 ある日、道で拾ったイケメンに中世っぽい異世界へ転生させてもらった。 けれどそれは、俺が夢見た騎士の姿では無くて…。可憐なお嬢様だった。…

プロのピアニストを諦めた”私”は、不思議なベーシスト”紫苑”に出会う。無気力だった日々が一変し、今まで気づいていなかった音楽を探求する。ドラマーの”渡辺”が加わり、３人でライブ・…

　40年前、世界各地の海に落下した小隕石がすべてを変えた。生命を育んでいた海はその性質を変え、蒼は黒になり、有機物を分解して未知なる異常分子へと変換するようになった。そして、溶け…

「尊い」今でも使う言葉です。 それにより生きる活力を得たり、尊い存在のために何かしようと頑張ることも多いでしょう。 しかし、明治の人たちは『尊い』存在を失くし、心が迷子の人たちも…

中世ファンタジー風の異世界に転生したわたしは、とある道化師の箱入り娘だった。大人になり、前世の記憶がおぼろげながら戻ってきた時に気づいた。これは名作オペラ『リゴレット』の悲劇のヒ…

これは、現実の裏側に存在する、≪夢の世界≫のものがたり。 殺された妹、その無残を乗り越えられずにいた冒険者ラトス。 死の真相を探るべく足掻いた先で、行方不明となっている王女の…

　ラクロアはその身に高純度の魔力を宿し、人族にとって魔族への対抗手段として兵器運用される為に産み落とされた『人造の獣』であった。 　その運命から逃れるように、母親そして己の弟を…

生前の悪行により、輪廻転生を否定された男は、一つの魂の浄化を仰せつかった。 その魂は、一度も生を全うできずに何度も非業の死を遂げる。 見守ることしかできなかった男が無力な自分に…

※同時推敲中の『虚空の灯明』とリンクしています。シリーズものとして読んでいただいても、どちらか一方だけでも、読んでいただけたら嬉しいです。 　※　※　※ 　この星の人が住む国…

雪だるまのダンと、ひとりぼっちの僕。 目も見えないし、動くこともできない僕。 どこからともなくやってきた、いろいろな話をしてくれる物知りなダン。 冬はどれほど続いただろうか。 い…

「私」は他人と違って、人間としての実感が得られない。幸せなんてこれっぽっちもなかった。どうして自分は他人と同じように生きられないのか。そんな苦痛が眠る直前にやってくる。これは「私…

魔法と科学により世界は繁栄しているが、この世界には危険が沢山あり、その危険の例として魔物があげられる。魔物とは動植物が異常進化し、狂暴性を得て人間を襲う種類である。魔物以外にも危…

人が消えた、絶海の大陸。 そこは、化物共が跋扈する、生と死が溢れる大自然。 人など存在できぬ環境で、何年も生きる〝人〟がいた。 彼は戦士であったが、同時に彼は獣だった。 …

生きる為に罪を犯したブルーノは、DEATH GODに捕まり自らがDEATH GODになってしまう。ある時、DEATH GOD仲間からDEATH GODが消えていく時、どんな願いも…

千璃（センリ）は、古い巫女の家系の娘で、国の守護神と共に生きる運命を言い聞かされて育った。 しかし、本来なら加護を授かるはずの十四の誕生日に、千璃には加護の兆候が現れず、一族から…

秋が冬へと移り変わる頃。主人公である品里学は、高校時代からの親友であり悪友の杉村純也に居酒屋へと呼び出される。そこで杉村純也から、「一緒になろうと思っている人が居る」と告げられ、…