「振る」を含む小説

　最初に会った時、それがいつだったかはもう忘れてしまったが、少女が私に物語をせがんだのだ。とはいえ少女は話せないみたいで、一方的な私の言葉に、首を縦か横に振る、という形のやり取り…

　受けた告白をすべて一刀両断する美少女、久遠なぎさ。久遠をなびかせたい犬系男子、羽純が挑む、まっすぐな純情ラブコメディ。 　高校生活一日目。高校デビューに失敗した羽純　鉄(はす…

とある音楽アーティスト、トミナガの苛立ちの話。 曇った冬の日に車を運転しながら、ダッシュボードにしまった煙草を吸おうか吸うまいか、モヤモヤと悩むトミナガ。彼は一本の電話を待ってい…

ちょっと勉強ができて運動神経の良い普通よりほんのちょっとだけスペックのいい男子高校生八木山健太は周りがハイスペック過ぎてそのせいで様々な不運に見舞われてしまう。様々な逆境や理不尽…

ぼくとヒロミはあれ以来、廊下ですれ違っても、挨拶を交わすだけで、どこか距離が感じられた。そして放課後、屋上にいるヒロミにぼくが校庭から手を振ると、彼女も手をふるようになっていた。…

雪が振る街外れの小道。 そこに、ふたりのバックパッカーが訪れていた。 ひとりは老人、もうひとりは目の代わりに触覚を持つ化け物だった。 ふたりが雪遊びを堪能し、街に帰る頃、 化け…

新選組の沖田総司は、京の治安を守り、隊を率いる任務に誇りを感じている。だが、京洛で新選組は余所者として疎んじられ、浮いている存在。甘味屋の娘にほのかな恋心をいだくも、進展はない。…

ずっと、好きだった先輩。セイヤの告白を振るが、なぜかキスをした。そうした意味を聞けず、会えなくなってしまい、セイヤは無意識のうちに先輩の面影を追った。

　ＳＳランクパーティーに所属している、古株のメンバーのグエン。 　彼は一番の年長でありながら、仲間には蔑まれパシリをさせられていた。 　ステータスの割り振る権利はなく、 　パ…

五つ下のエンリとは幼馴染から夫になった。 「ねーねー、ロナぁー」 甘えん坊なエンリは子供のころから私の後をついてまわり、結婚してからも後をついてまわり、ないはずの尻尾をブンブン振…

学校の帰り道、急激な眠気に襲われた真城裕太ましろゆうたは目を開けると錆びついた扉の前に立っていた。混乱する裕太に追い打ちをかけるように響く声。 ───ダイスを振ってください──…

就職活動連戦連敗の青年、シンヤがある日訪れた面接会場。 そこは死人の面接会場だった！？ 生き返るために面接会場を脱出した彼を、死神が追う！ しかし自分の身体は今どこに？　生き返れ…

せっかく告白してくれた学校一の美女七海を振り、育枝に振られた空哲。 絶対の自信と確証を持って告白しただけにショックはかなり大きいものへとなった。 まさか恋の神様……あんな事を企ん…

陰のあるミステリアスな美女『さくら』は、常に周囲と距離を取り、あえて他者を近づけように振るまっている。彼女を永遠に愛し続ける男は、いつもそばに居て見守り続けていたが、彼女がそれを…

解決役の意味は"取締役"とか"総裁"と同じ。そんな大物に頼みごとをされたフリーターで"能力者"の加庭日夢は首を縦に振るほかに選択肢はない。 ほとんど同じステータスを持つお隣さんと…

文明の街リビゼーで今日も剣を振る。何故剣を振るのか。その答えを見つけるために主人公のジークが葛藤を繰り返して成長していく "王道の主人公成長型ファンタジー" 彼は何のために剣を振…

もふもふのシッポを振ると、相手の記憶界に入ることのできる記憶パンダ。しかも手乗りサイズ。かわいすぎ。 せつなくて、哀しくて、でも、ほのぼのして癒され、胸がしめつけられ、ハラハラド…

謎の武器商人――カルマ・ラングレイ。 その男が売る武器は見たこともない強力なものばかりだった。 火龍の群れをなぎ払い、巨大なゴーレムを一撃で粉砕する。 勇者が振る剣よりも…

サングラスのおじさんは魚を釣るつもりはないが、今日も海に向かって釣り竿を振る。 訳：この作品は『第一回イトリ川短編小説賞』に参加させていただくために書かれたものです。最終日投稿…

主人公はアナログゲーム好きな高校生。いつも通り過ごしていた主人公とそのクラスメイトが地獄小年のゲームに巻き込まれる！　そのゲーム内容はサイコロを振るだけ！？　初めて小説を書きまし…