「春らしさ」を含む小説

「第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト　短歌の部　二十首連作部門」参加作品です。

　日本海側に浮かぶ巨大な人工島を中心に形成された学園都市、通称″学園島″こと天照（てんしょう）学園。 　学園の研究施設の爆破テロ事件を境に出現をはじめたデザイアメダルの怪人が出…

『カクヨムコン9 中間選考通過作品』 　遺失物センター「常世（とこよ)」。主に怪異の落とし物を取り扱うのが仕事である。 　 　これは職員随一の拾い癖を持つ納(おさむ)が、落とし…

　諏知高校は今、ハーレムを築く男子生徒だらけになっていた。通っている女子生徒は全員誰かしらのハーレムに加わっているという異例の事態である。 　そんな環境でハーレムを築くほどのス…

　この春から大学生になった須賀屋昂宗は、自由と幸福と発見に満ちたキャンパスライフを送れると思っていた。しかし現実は非情だった。友達もできずひとり孤独にただ大学で講義を聞くだけの味…

出迎えてくれた母が抱えていたのは、ひどく眩しい子猫だった。母が連れて帰ってきた子猫と過ごした時間の話。 企画「むつむ高校文芸部誌　春ノ号」に掲載した「とんで、とんで、消えるもの…

令和５年間に起きた事件を、各年４首、計二十連の短歌にしました。 綺麗な言葉・語感よりも、ややテクニカルな方向の短歌が多めです。 短歌ですので季語は要らないのですが、可能な範囲で入…

ヨルシカさんの楽曲「春泥棒」からインスピレーションを得た作品です

　ひらがなだけの折句です。花とミツバチ。どちらがどちらに焦がれているんですかねえ……。

少年はこの春に高校生となった。 地元の有名な進学校、そのせいなのか中学からの友達とは進路の都合で離れ高校で少年を知る者は居ない。 不要な過去（やんちゃ）を知る者はいないと、少年…

　高校二年生の春、始まりの日。俺、芝原ナルタカは後輩の女の子、小山内ツツミちゃんに告白された。しかし、俺はそれを、断腸の思いで断った。だって俺には、他に好きな人がいたから。 　な…

この春大学生になった俺は田舎から出てきて一人暮らしの新生活をスタートした。その大学で出会ったのは中学校に上がるまでずっと仲良くしていた幼馴染の由美佳だった。昔から美形で好きだなー…

秋無い(飽きない)… ってことですね、、、

俳句の一句部門です。春から夏へ。