「不思議 切ない」を含む小説

高校2年生の豊崎莉音（とよさきりおん）は不思議な夢を見る。自分がシンデレラで、王子様と結ばれなかった夢を。そんなある日、シンデレラの王子と名乗る天王寺海斗（てんのうじかいと）が現…

『国民的女優』ともてはやされていた宮瀬らんかは撮影中に突如現れた鏡に吸い込まれ、異世界へ転移してしまった。 実はこの鏡、殺された皇后を生き返らせるための術に使われたものなのだが…

古橋駅前の昼間は待ち合わせ場所に使われ、夜は路上パフォーマーで埋め尽くされる有名なスーパーSL広場。 そこに住み着いていると噂になっている謎のパフォーマー。 サラリーマン達からは…

＂大地の女神＂を崇め奉るサンベルク帝国は、遥か昔より、皇女が祈ることにより栄華を築いてきた。帝国の第１３代皇女であるエレノアは、辺境の町で乗馬中に不思議な森へと迷い込む。そこで出…

社内一、男前の中崎透馬は女性に人気者だ。いつも女性社員に囲まれている。それを遠巻きで見ている、小森十子はふわゆる女子を演じているが、少しもモテない。そして彼女は見えないものが見え…

約束の作品です。 ちょっと不思議でちょっと切ない連続短編集。 小説家になろう等でも公開しております。 紙書籍版＆グッズはこちら https://xfolio.jp/portf…

僕は雪の降る夜の散歩が好きだ。歩く街灯やおしゃべりコウモリ、そして雪兎に出会うことができる。

行き場のない十二歳の少年、シオはなけなしの小銭で夜の電車に乗った。 居眠りから目を覚ますと、乗客は自分と異様な男の二人だけ。やがて電車は、バケモノの暮らす夜だけの街に辿り着く。 …

小学6年生の花村桜は新しい町に引っ越してきた。なかなか友達もできず、1人で帰っていたある日桜の木の下でおばあさんと美しい人に会う。淡くて、どこか切ないファンタジー。

初めて来たのに、不思議と落ち着く懐かしい場所。どこかで見たことがあるような景色。それはもしかしたら、前世の誰かの記憶かもしれない。

三年前のテロ事件で命を落とした俺は、名前を忘れた幽霊となり、現世に漂い続けていた。浮遊霊として、過去の記憶とともに彷徨いながらも、やがて成仏することを決意する。だが、成仏の方法は…

「アポカリプスカフェテラス」は、死者が天国か地獄に行く前の短い間、休息を取るための不思議なカフェテリア。銀髪の店主アルマは、数百年もの間、迷い込んだ魂たちを優しく迎え入れ、彼らの…

お互いの名前と住所は知っているけど 連絡先は知らない 毎日のように顔を合わせるけど タイミングと気分が合わなければ ベランダで乾杯することもない この関係は何だろう…

　2089年、荒廃した東京。 　真贋査問人の薫は、完璧すぎる美しさを持つ複製人間・綾と出会う。 　任務と感情の狭間で揺れる薫は、綾を逃がす決断をする。 　しかし、それは想像を超え…

同じようなくっだらないエッセイを、性懲りもなく↓で書いています。 https://kakuyomu.jp/works/16817330647623304608 *** あとが…

　高校二年生の友郎《ともろう》は、通学中に出会った他校の愛那《まな》に密かに思いを寄せていた。なんとか彼女と関係を持ちたい友郎は、「名前を書いた人と必ずデートができるが、その後お…

【二百年生きる妖魔ドウメキ✕虐げられた出来損ないの青年タイラン】 嘉稜国には、妖魔から国を守る守城というものがいる。 タイランは、若くして守城を務める弟に仕向けられ、魏界山に眠…

早川夕は少しドライな女子高生。ある晩に家出を敢行したものの、幼馴染みの宇喜多菜穂に見つかって、共に旅をすることに。 家も、学校生活も、夢も投げ出して、バスでひたすらに遠くをめざす…

　母に捨てられ、父とふたりで暮らしていた圭介は、あるトラブルから廃ホテルで〈高辻〉という男に引き合わされる。最低最悪の出会い方をする二人だが、週に一度、宿題を見てもらうために高辻…

感情を育む七色の「雨-飴-」が降る街。 傘差し女の「あたし」はそれが怖くてずっとひとりぽっちだった。 けれどある日、隣町の「傘差し男」と出会い―― 6,000文字で完結の短編で…