「あかやし」を含む小説

今年の春から高校へ入学する新入生である赤坂丁（あかさか　ひのと）。 彼のクラスには『記憶を保つことができない』という特徴をもった少女が在籍していた。 自分の家の場所はおろか、自…

悪『魔』と『契約』することで人智を超えた不思議な技、『術』を人間にも術が使えるようになった『魔術師』たちは、より強力な力、より強力な悪魔を求め人知れず魔術師同士で争いを起こしてい…

雨の日の公園は不思議な雰囲気を纏っている。 その日、僕が出会った彼女。 彼女は決して傘をさすことなく、ただひたすら公園のベンチに腰かけていた。 夢や目標を失った僕にとって、それは…

ファイル２のテーマは夜間パトロールである。初めて夜間パトロールを試行したときの状況を描いている。ロードスターに乗ってダンプを誘導する夜の女王が、伊刈の旧知の瑤子ではないかと疑惑が…

高校生活を盛り上げようとあれこれやってるイケメンペアの阿笠（あかさ）と店浜（たなはま）は「五十音ペア」と呼ばれていた。転校生のドラム少女谷和原（やわら）を誘って学園祭で演奏をしよ…

　世界に災害をもたらした《ダンジョン》は恐怖と不安の対象であった。 　しかし、５０年の時間が経過した現代では当時を知る者は年々少なくなり、技術の発展に大きく貢献した《ダンジョン…

　蔦子さんはひとしきり自分の袖の陰で笑うてから、まだ笑いの残る声で言うた。 「怜司もあんたが好きやと思う。そうやけど、あの子をあんたの気持ちに応えさせたらあかん」 「なんでや」 …

ー1949年ー戦後の日本に未知の生命体が関東に出現したという情報が政府に入った。しかしその存在はすぐに消えてしまい幻となった。ー2020年ー幻となった存在が東京を襲撃した。政府は…

紅野曜《あかの ひかる》の通う万出高校には少しだけ変わったシステムがある。 クラス委員長に選ばれた二人は月曜の朝、他の生徒より少し早く登校して教室の掃除をしなければならないという…

誰かが言った。 人形みたいだ、と。 感情を失った傀儡。 ………でも、本当に？ 本当に、感情を失ったの？ ※それほど残酷でもないかも。

日記風SF小説。 世捨て人でノリが軽いあかとんぼ(本名不明)が、超能力者の少女を助けたことを切っ掛けに旅に出る話です。 物語が動き出すのは五月から。それまで彼は引きこもってる予定…

少女と見紛う美貌の母、色子。 色子とは正反対の娘、諒子。 色子に似た人形を作り続ける男、誠司。 「髪を伸ばして化粧をさせて。それで色に似れば喜ぶんだね、誠司さんがさ」 そのキ…

誰にも気づかれず。 誰にも悟られず。 誰かを自殺に追い込む。 それが自殺エスコート人！！ ほら、あなたの後ろにも…　＼ｷｬｰ！／ ↓前回の投稿↓ 『日曜日がずっと来ればい…

田浦駅。JR横須賀駅からひとつ離れたその駅に降りて、彼女は神社へ向かいました。そこは、ちょっとだけ不思議な場所だったのです。

色をテーマにした短いお話。 今回のテーマは【さえたあか／ビビットレッド】。 この色を見たときにパッと思い付いたのは、高校時代に誰もがお世話になっただろう、あかい本でした。

カオステラーの気配を追って旅を続けるエクスたち。その途中、彼らが足を踏み入れた想区であかたろうと名乗る少年と、彼を追っていた桃太郎と遭遇する。きびだんごを盗まれた桃太郎と、盗んだ…

巨万の富も、政治的実権も、全てを得るためにはより強い殺し屋が必要である。 どんな政治家も、大富豪も、大手会社社長も、ボディーガードと呼ばれる殺し屋が必ずいる。 赤凪 道標(あかな…

あんまり記憶にない

女子高との合同合宿という甘い罠にはまって地獄の合宿所に到着したフェンシング部の三人を待ち受けていたのは美少女と<あかずの間>と憎たらしいあいつだった