「このまま」を含む小説

かつて一世を風靡した伝説のパーティーは解散した。誰がそう言ったのかはわからないが、皆がそう思っている。 実際のところ、伝説のパーティーと言われた彼ら6人は、宣言こそしていな…

幸村には、策があった。 　決死の強行突破にあたって、まず自らが囮になり、別部隊が、家康の後方から襲撃するものだった。 　口では強がっていた家康の心境は、穏やかでなかった。その目先…

このままだと最後には無残に亡くなる悪役令嬢になっていた主人公。周りの人間達の評価を改めさせるには遅すぎる。ならば自分のことを知らないヒロインを攻略してしまえとひた走る。

気が付いたら異世界の荒野にいた九条レイ。 食料もなく荒野をあてどなく彷徨うことになってしまう。 異世界特有のチートなんてなく、盗賊に捕まるというイベントもなにもない。 ただどこま…

　僕らは何をするにもいつも三人一緒だった。三人で一人前みたいな、そんな感じ。 　まあでも、メンバーが増えもせず減りもせずでやってこれたのは、僕ら三人、誰一人として、垢ぬけてないと…

　神の使徒。 　それは神が創りし無数の世界を滅びから救う管理者を指す言葉。 　白髪の青年ルイも、そんな使徒の一人であった。 　数多くの世界を管理する彼は、今日も傍観者たる神に…

田舎の村出身の人間アベル・フェルマー。彼の村は代々、「魔族」という種族と協力して暮らしてきた。 しかし昨今、国では魔族を敵とするロドルフ教会が台頭。このままでは仲間の魔族たちの地…

【9月22日メディアワークス文庫から刊行予定　新タイトル：「幻花の婚礼　贄は囚われの恋をする」】 　表向きは伯爵家として世を忍ぶ吸血鬼一族のクロウ伯爵家に生まれた令嬢フィーネ・ク…

俺こと、井上伸也は今日もいつも通り、平凡な日々を送っている。 今年、『受験』という試練を乗り越え、 あの私立の難関校『寺塚山学園』に入学した。 俺は、授業も終わったので帰宅しよう…

私は途方に暮れていた。文系か理系か、B5用紙1つで決まる私の人生を、私は決められないでいる。これまで流れに身を任せてきた人生。このままで良いのか悪いのか。 そんな「私」が文字を通…

事故で命を落とした俺は公爵子息に転生していた。 せっかく助かったのだから、次こそはちょんとした人生を――。 そう考えた矢先に暴動が起きてしまう。 どうやら、かなり悪評高い人物…

「小津くん、緋色と私を助けてください！」 　そう突然声をかけてきたのは、学校でも有名な美人のクラスメイト【羽入　唯（はにゅう　ゆい）】 彼女はなんと、【小津　武人（おず　たけひ…

「どうかこのままでいてください。」 あるアルバイターからそう言われ、理由を聞くことができず一人悶々と考えていた主人公。 いつもの帰り道で桜を見るために公園に立ち寄る。 ベンチに座…

仕事を辞めて一年間、俺は妹に世話をされて生きてきた。 流石にこのままではまずいと思ったから仕事を探そうとするが、意外にも妹はそれを望んでいなくて・・・・・・

武蔵野、東京にありながらも都会の喧騒とは一線を画す場所。 あなたに会えたことは、何か仕組まれていたような気もするし、 偶然だったようでもある。 で、あなたはこの先どうしたいのです…

コロナによって、収入が減少したり、出掛けることもままならない生活。 空いた時間に、このまま日本の制度が破綻してしまった場合を考えてみるのはいかがでしょうか。 ということ…

物語世界に転生した人々によって、現実世界にある創作物の内容が改変されるという事件が頻発する。 これを防ぐため結成されたテイルズパトロール、その一員である俺は、ある乙女ゲームに悪役…

高校二年生の春。突然やってきた転校生、高嶺に恋をした男子高校生ノボル。 しかし極度の人見知り。そしてスクールカースト最下層にいるノボルにとって、才色兼備を地でいく高嶺は、到底手…

　突然異世界に召喚された辰子創（たつみはじめ）は迷宮創造主として迷宮戦争に参加することになった。 　異世界に召喚されたことで目覚めた能力、そしてダンジョンの機能。 　二つを駆使し…