「明日は…」を含む小説

姉想いの或る弟は、歩けない姉を見舞うため病室への暗い廊下を歩く。今日も、明日も、きっとその先も。 ◆遥か昔に書いて部誌に載せた作品を転載しています。 ◆改稿なしですので表現の未…

不注意さんは仕事帰り、コンビニでちょっとお高い、特大濃いめのインスタント焼きそばを買いました。

第3回角川武蔵野文学賞応募作品。 ピアノを愛する1人の女性。吉祥寺のとある生活雑貨店で働きながら、常連客として来店する音楽院で教鞭を取る、チェロ奏者の男性に片思いをしている。パッ…

「あんたがパパか？」 　人生に疲れているキャバ嬢、さあやは異世界から転生してきたと言うパパ活中のギャル、あゆと出会う。同じく転生したはずの幼馴染を探していると言うが、なぜかさあ…

元受刑者の生気を抜き取る仕事をするハル。 その罪の意識を見抜き、共に戦おうとする明日花。 裏で糸を引く公安組織、素性の知れぬ仲介者。 ハルにのし掛かる具現化した自己嫌悪との戦い。…

都内・某IT企業に勤める若手社員、清水咲良(しみず・さくら)。 取引先の会社で（うっかり）お茶をかけられて帰ってきたその日、隣の部署に新人が入ってきた。 彼女の名前は長岡樹利亜（…

「発明家の夢」（あらすじ) ある日、SNSにこんな投稿がされた。 「私たちはタイムマシーンを発明した。10年後・50年後・100年後の音をそれぞれ録音できている。」 はじ…

男らしくなかったら、男じゃないのかな？ 女らしくなかったら、女じゃないのかな？ これは、何もかもがちぐはぐで臆病で泣き虫な「僕」が、それでも変わらない明日を明るく生きようとするお…

数年前、日本は新型コロナウイルスのせいで涙している。 その時もしコロナウイルスではなく、違う病気が流行っていたら……？　そ日本が枯れていたら……？ 悲劇にはいくつもの可能性があ…

今世界中で大流行している、鬼ごっことパルクールと賭博を掛け合わせたゲーム「サバイバル博打」。現実さながらのバーチャル世界で、ある指定された都市内を駆け巡って、与えられたミッション…

　公立ケルベロス小学校。ここに通う児童たちの栄養状態を最適にするため、政府は食欲処理係十七号を配備した。そこで十七号を待ち受けるのはあまりにも放埓な子供たちの食欲……彼は明日の朝…

ずっと昨日を引きずっていた。 明日も一生来なければいいと思っていた。 でも、そうじゃないってわかったんだ。 だからもう、振り向かない。 イエスタデイ、囚われるな。 今日…

英語のテストは明日なのに……、頭ではわかっているんだよ！ 心と体は複雑なの！

誰もいない病室に今日も彼はやってきた。花束とお菓子を持って。私はそんな彼を見て、言葉をかける。

　――東の果てで、霧の魔女が死んだ。 　それはアルスーン王国とエルドナ魔族連合王国による、大陸全土を巻き込む戦争が終結した事を意味していた。 　山岳に囲まれたとある辺境の村では…

学校を仮病でサボって、今日も場末のゲームセンターへ。 そういえば、もうすぐ世界が滅ぶんだってさ。　※だいたい実話

そこには何のロマンスも無い、けれど、それは間違いなく美しい。

散文詩や自由詩に日々感じたことを文章にしていきます。 「今日もよく生きた」 ただ一言、そう自分に言ってあげたかっただけなのかもしれない。 「今日もよく生きた」 そう、自分を慰め…

着たものに獣の力を与えるキグルミ、巨大なワタリガラスのキグルミの装着者ダン吾と着ぐるみ技師ヨモギの旅物語。 旅のある日二人はバカでかい狼におそわれてしまう。どうするヨモギ！ダン吾…

邯鄲の枕（かんたん）のまくら それは人生の栄枯盛衰の儚さを表す 夢は奇妙で恐ろしい、人生は儚く脆く美しい 果たしてそうだろうか ここで言う夢とは何か 全て忘れよう、明日はどうせ…