「なんで？ 短編」を含む小説

時はクリスマスイブ、主人公の男性工藤高明(くどうたかあき)が町で一人寂しく歩いている時だった。 「ねえ、デートしよう？」 突然女性、並木成美(なみきなるみ)にそう声を掛けられた。…

「殺す道具を極めるってどんな気持ちー？」 　子供の質問にショックを受け絶句する。 　それ以来、剣が握ることが出来なくなってしまった元剣聖の心の葛藤のお話。

雪は友人の美冬に、バレンタインデーのチョコレート菓子作りを毎年必ず手伝わされている。 毎年変わる美冬の「好きな人」、毎年上達しない美冬の料理の腕前、毎年聞かされる興味もない恋の話…

元冒険者で今は冒険者事務所の事務員をしているキャスパ氏の、不運な一日のお話。

　正月くらいは実家に帰って、子供の遊び相手をしてやるのが大人ってものだ。 　もう両親はいないし弟の死体しかないけど。 【お題】黒髪長髪の男性キャラ 【ジャンル】現代ファンタジー…

　何かが『台無し』になるのが好きだった。 　なんで暗殺なんてものを生業にしだしたのかと聞かれたら、そう答えるしかない。 　とある勇者が積み上げてきた功績が、培ってきた信頼が、…

昔から物忘れがひどかった。ぽろぽろと忘れてしまうものだから、今ではそういうものだと受け入れている。 しかしときどき、ふとしたときに思い出すこともある。 いつだって、なんで今更、と…

　漫画家を目指す青年は腐っていた。 　最近なにをやっても上手くいかない。そんなふうに悩む彼のもとへ、誘拐犯からの身代金要求が届く──って、なんでパラパラ漫画なの！？ ─────…

　ニート。穀潰し。無駄飯食らい。自らを卑下してやまない自尊心低めなアンドロイドの少女イオは、鉄屑の丘で祈りを捧げる聖女のような女性と出会う。 　この人、なんで不燃物の山の上で祈っ…

　おめでたい記事を、なぜ日本のマスコミはスルーする傾向にあるのか？

無くなりかけのチューブを振る度に、 空っぽのはずだった中からは、今日も綺麗な色の歯磨き粉が現れる。 どうしてだろう。 なんでだろう。 これは無限を感じることのできる、一瞬の出来…

　空前絶後の天才美少女、氷室カナタは馬鹿である。 　頭はいい。発想も奇抜。たった一人で、世界をひっくり返す発明を大量に生み出している。 ──だが馬鹿だ。具体的に言うと、言動が馬鹿…

かつて神童と呼ばれた主人公は一度の失敗で落ちぶれ、日々を怠惰に過ごしていた。 そんな主人公には美人で天才と言われている1個下の幼馴染がいる。 もう自分とは住む世界が違う…

星の綺麗な夜。流れ星に願い事を3回願うと願いが叶うという。 小学生の少女みはるは夜ベランダに出て空を見ていた。今日は星の綺麗な夜。もしかしたら流れ星が見られるかもしれない。 する…

クールで落ち着いたチョコとちょっぴりマヌケなシショーの砂の世界での旅行記。彼女らは旅の果てに何を見るのか。

裕一は就職活動に失敗し、恋愛に失敗し、交通事故が原因でアルバイトもクビになって自殺してしまう。成仏できずに何も無い世界をさまよいながら、何も無い・何も悩まない・話し相手も居ない・…

俺の目の前に転がっている男性の死体。首と胴体が離れ、血だまりに倒れている。 なんでこんな事になった。なんで俺はこんな事に巻き込まれているんだ。 「早く、逃げねぇと…………。ま…

　曰くまきは、『抱き着き症候群』なのだそうだ。 　人肌恋しさがつのると抱き着かずにはいられない。 　抱き着いてないと、動悸、息切れ、眩暈、頭痛、腹痛、吐き気、過呼吸、吐血、酩…

短編です。 短めなので、すぐ読めます。