「口ばっかり」を含む小説

腹ペコかっぷるが人里離れた場所をドライブ。 待っていたのは見慣れないレストランだった。 そこでは、目で食べる料理を出しているという。 ↓前回の投稿↓ 『努力は国家転覆の罪で…

少女の謎を暴く男というのは、どこか、猫めいている。こういう男に似合うのは、コーヒーやコーラではなく、紅茶や牛乳であろう。 僕は、虹口という少年をみていると、そう思う。 そうし…

　主人公、風花桜歌は喋る事のできない地味な女の子だった。しかし彼女には恋をする男の子がいる。 　男の子の名前は蒼野彼方。イマイチ自分の性別が分からない女装癖の生物学上、男。 　風…

耳を澄まして、心を研ぎ澄まして、口では感謝を、労いを。 ああ、就職、労働。 一カ月。 締め日に給料支給日。

　とある世界では、高度に発展した文明を持つ人間達が専用の武器を用いてモンスター狩りを楽しんでいた。かつて隆盛を極めたモンスターは徐々に数を減らし、今や極一部のエリアに僅かな数を残…

天界の配達屋で働く亡者・告は、輪廻周期が間近に迫った折、とあるトラブルによって罪を被り魂が消滅する危機に陥る。 告は罪を免れるために、神様のお守り役「神守」として、禁忌を犯した落…

一迅社様のアンソロジーコミックス『訳あり令嬢でしたが、溺愛されて今では幸せです』にコミカライズが収録されています！（作画：宛先生） ゼロサムYouTubeチャンネルではフルカラー…

　妹と一緒に訪れた三輪山の頂上で不気味な声を聞いた天野颯は下山を急ぐ。しかし、三輪山を下りたはずの二人の前に現れたのは、登山口の神社ではなかった。 　あてどなく彷徨う二人はやがて…

ライトな評論シリーズです。 今回は、「性善説」と「性悪説」についてです。 そもそも「善」と「悪」ってなんぞや？　というところから、考えてみました。 私は生前、「性善説」を信…

高校に入って親友ができた。その親友と迎える２回目の文化祭。だが俺は親友が親の都合で引っ越してしまうと本人の口ではなく友達経由で聞いてしまった。そこから始まる不器用な2人の男の友情…

＃ 　大人の言うことなんて聞かなかった――振り返ってみれば、自分がそうだったのだ。 　一度経験しているのに、どうして大人は子供を叱るのだろう？ 　……いやまあ、しないわけにもいか…

妻はジェットコースターを愛していた。知り合ったときから既にそうだった。全国の主要なものは制覇していたし、そろそろ海外にも足を延ばしたいと、度々口にするほどの熱の入れようだった。 …

　思えば当たり前にあった日常。当たり前に一日が過ぎ、当たり前に人とすれ違う日常。 　そんな日常をふと振り返った時訪れるあの郷愁。そんな感情を少しでも残したくて。

みんなが少しずつ面倒くさくて弱かったらの話。

典型的な昭和おやじのやすしは生粋の大阪人。有名大学を出ていながら思ったことをすぐに口にするタイプから上司とそりがあわず、未だに役職のない平サラリーマン。 　ある日、いきつけの呑み…

輸入車ディーラーに勤める、性格も口も悪いサラリーマンの俺こと〈石田武仁〉は、バーで出会った若い男〈持留裕〉に、ポッキーゲームで接待試合をするように言いつける。 そこから始まった…

僕は学校が休みの日。映画を観に行こうと思って、大型スーパー の中にある映画館へ映画を観に行った。 上映時間までに時間があったから、カプセルトイ（ガチャガチャ）の専門店に 入って…

「……なあ、香帆。お前校内新聞のネタで、七不思議調べてるって聞いたけど、それ本当か？」 　幼馴染の聖は、休み時間に真っ先にそう口にした。香帆は不機嫌になる。最近の聖はどうにもお…

これはキミへ、ボクからのプレゼント。じゃーん、金色のニップルピアスだよ。今からつけてあげるから、絶対動かないでね。動けないように、ちょっと手を縛っておこうか。痛くて叫んじゃうかも…