「借りた」を含む小説

寒い冬の日、意識を得た僕は娘と鬼ごっこをする。娘が早口言葉を口にするたび現れる不可思議なものたち。それらと戯れ、娘と遊ぶ。それだけで十分なんだ。たとえ僕が――。 友人からもら…

漫画やアニメが好きな小学生の雄和は、漫画が嫌いな母親に極力バレないように楽しんでいた。しかし、ある日うっかり友達に漫画を借りていたことがバレてしまう。 この話は『鳥瞰の日々』登…

美形で運動も勉強もできる上に金持ちな僕には虜にできない人間は一人もいない、と思っていた。 広い図書室のカウンターで黙々と本を読む彼女。彼女は、彼女だけは落ちてくれない。 「本借り…

【異星人に侵略され滅亡の危機の地球を救え！】【パワードスーツで戦う人類の中で主人公たちだけが生身！ 】【地球の地下には文明が存在する！？ 】【異世界帰りの勇者と巨乳クールビューテ…

ワームホールによる宇宙旅行が実現し、恒星間文明圏を形成しつつある未来世界。 零細ワームホール業者の黒丸時空株式会社はもう何年も赤字が続いていた。開くワームホールがクズ穴ばかりな…

綺想編纂館様の｢Novelber｣企画に参加&お題をお借りして、Twitterにてツイノベを毎日投稿していました。(2020年11月) こちらではツイノベの内容にもう少し肉付けし…

「何かを書く」ということに飢えが治らないので、引き続き書き続けている『#140字小説』。 10月はインクトーバーと同時開催されていた『Witchtober』と綺想編纂館（@Fic…

盲目だが聴力やその他の感覚が鋭い元大手新聞記者で今はフリー女性記者の須依と、元同僚の新聞記者烏森が警視庁の記者クラブに出入りして事件を追っていた。その中で生活安全部総務課所属刑事…

観光特急での、三十分の移動時間。 快適で楽しいものだったそれは……ひどく不快で、恐ろしいものとなってしまった。 そんな「ドン引き系ホラー」……ご覧あれ。 ※この作品はフィクシ…

そして少年は奔るを知り、遺すを知る――生贄になるために生きた少年と、生贄で作られた男の、ほんの少しの日常譚。その遺恨。 前作「捨てるに覚える子の慟哭を」→https://ka…

損害保険会社の事務職の英美が働く八階フロアの冷蔵庫から、飲食物が続けて紛失。男性総合職の浦里と元刑事でＳＣ課の賠償主事、三箇の力を借りて問題解決に動き犯人を特定。その過程で着任し…

七人の勇者が襲い来る。魔法と機械、剣と知恵のマジックパンク・ファンタジーです。 完結。 魔力を一切持たない落ちこぼれ少年ノヴェル。 魔術はおろか子供騙しの催眠術も使えない彼は…

中学１年生最後の登校日。咲は佳代の助けを借りて吉田くんとの大勝負に挑む、ってか告る。きっと大丈夫だ。 ……邪魔さえ入らなければ！

冬休みあけの始業式。休み中の不規則な生活のせいで俺は激しい眠気と戦うことになった。 早く終われという願いむなしく全く終わらない始業式。 果たして、俺は眠気に勝つことが出来るのか。…

ある日、私と友だちは登校中に、文具店の老いた店主に怒られてしまう。 学校では、ある噂が流れていた。近隣の有名人が行方不明になってしまったと。血で赤く染まった水たまりを残して。 そ…

心の声が聞こえるとか言いますが、それはもともと自分の声です。 全ての支配者は自分のはずなのに、心の声という名前を借りた強い味方がいるような気がしている、 そんな皆様へ。

天野ひかり。それはとある田舎に生まれた一人の人間であり、同時にアスペルガー症候群を持ったマイノリティーでもある。そんな人間が何を思い、何を感じ考え、生きてきたのか。ほんの少しだけ…

ヨシオ君は、おばけのたまごの力を借りて、クラスの人気者になりますが・・・。 いろいろと詰め込みすぎて、長くなってしまいました。 おばけのたまごのセリフがカタカナ表記なのがウザイと…

一酸化炭素……木炭などが不完全燃焼する時に出る有毒ガス。 一酸化炭素を辞書で引いてみると、こんな意味がでた。 私は思った。 じゃあ今の私達は一酸化炭素が出ている状態なんじゃないか…

2020/11/13に、「先題噺」会を開催しました。 この会の趣旨は、「読んだことのない本のタイトルからその物語を想像してみる」というものです。以前行った3つの言葉から物語を想像…