「膝まで」を含む小説

天まで届く大樹、『星樹』。 その麓へと続く迷宮の入口に作られた町、ステラ・アルバリア。 フィルカは、町の外れにある湖の畔で倒れていた所を、魔法使いの少女メルティエに助けられる…

ごきげんよう。鳥尾巻です。 旅の恥はかき捨てと申しますが、普段から珍事を引き寄せ、かつ粗忽である私が旅に出ると、どうなるのか。 自分ではそこまでひどいと思っていなかったの。 ほ…

あなたならどの箱を選びますか？ 一番小さい箱ですか？　人の首が入るくらいの箱ですか？　それとも、膝を曲げた人が入りそうな箱ですか？ お好きなものをお一つどうぞ。

小学校を卒業するまでの間、絵理の母親は絵理のお尻を叩いて躾をしていた。 海外を飛び回って仕事をする父親の代わりにお尻を叩かれてお仕置きをする。 礼儀作法に煩い母親は成績などこそは…

修道院長たるエレンを罰する事をできるものは修道院内にはおらず、誰も彼女を律するものはいない。 教会において己を鞭打つ自戒行為は珍しくない事だが、エレンのじっとパドルを見つめる瞳に…

俺、瀬戸大樹(せとだいき)は、試合中に膝の大けがを負ってしまい、選手生命を余儀なくされてしまう。 失意のどん底へ突き落される中、幼馴染の佐倉梨世(さくらりよ)から、女子バスケ部の…

異世界転生したスポーツトレーナー藤軽動太(ふじかるどうた)はギルド職員として冒険者の訓練を行う。 回復魔法で怪我は治せるが怪我をしやすい動きのクセは変わらない。怪我リスクが高い…

　俺――久保和志（くぼかずし）は、治験のバイトで食い繋ぎ、どうにか暮らしてる準ニート。 　一人暮らしのアパートに看板掲げて、便利屋稼業みたいな事も始めたけど……こんな取って付けた…

馬の生産牧場主の妻アガタは困っていた。 亭主のヘラルドがトーナメント（馬上槍仕合）の出場馬に細工をするのを断ったため領主ゴーバン伯爵に睨まれたのだ。 根も葉もない噂を流されて、…

身体を鍛えるため一週間～十日前後くらいの間隔で走っているジョギングの忘備録です。

たまには、独占してもいいよね？ つらい時くらい、いいでしょ。 そんなお話。

異世界にとってダンジョンは必要なもの。 しかしそれを知らない異世界人たちは次々にダンジョンを壊してしまう。 攻略されないダンジョン作るべく、召喚された主人公の魂。 世界を守るため…

短編賞創作フェス、三番目のお題【秘密】から。 ぽっちゃりの僕は運動会で万里藻ちゃんを振り向かせる為、秘密の特訓を始める。 でも本番ではとんでもないことに……。 この物語は短編『…

短編賞創作フェス、二つ目のお題【危機一髪】から。 この物語は『膝は笑う』に登場するヒロイン「マリモちゃん」のエピソードとなります。 そのため、先に『膝は笑う』を読むことを推奨致…

灰色の空が冷たい雨を降らせる。 服は泥まみれで、髪もボサボサ。裸足で歩き続けた足は傷だらけになり、歩みを止めるだけの理由があった。 公園のベンチに腰を下ろし、膝を抱えて座り込…

短編賞創作フェス、最初のお題【スタート】から。 今日は快晴。絶好の運動会日和。 気になるあの子にいいところをみせるぞ！ よーい、ドン！

国はある尊き存在を長らく探していた。世界の理であり国の母、父たるその存在を。 娘は孤独に膝を抱え体を縮こめ石造りの日の差さない座敷牢で何故を繰り返す。 座敷牢から出された娘は…

私は仲良しの男友達ふたりと伊香保温泉へ。 痩身の私、細マッチョの丸田君、巨漢の平沼君の珍道中。 水沢うどんを食べたがいいがバスが無い事件が勃発。 ならば歩くしか……！？ その時平…

ある日の放課後、織木羊子はクラスメイトの男子に校舎裏に呼び出される。告白かと思いきや、話の内容はアグリコラとかいうボードゲームのお誘いで……。膝の故障でバドミントンを断念し暇を持…

　時々、小さな箱の中に入りたいと思うことがある。 　膝を抱えて丸くなると、体がぴったり収まるくらいの箱。光も、音も、何もなくて、そこには自分しかいない―― 　わたし（吉村希咲）は…