「それでも歩く」を含む小説

「私ね、貴方と歩くこの駅までの道が好き。」 そうサツキは僕に言った。 この学校から駅までの道は僕にとって特別な道だ。 皐月との思い出がこの道にはたくさんあるから。 「皐月は…

　約10万文字。薄い小説一冊分(読書時間1時間程度)。完結済。人(ヒト)と植物(プランツ)は、どこまでその性(さが)が同じなのでしょうね――？ 　全三章で完結します。魔法も超能力…

狂った世界で生きるには、自身が狂う他ない____。 突如少年に牙を剝いた残酷非道な世界。 そんな世界で普通に生きることなど、許されはしなかった。 見渡す限り屍と化した肉塊を踏…

　自分の周りのヒトたちが嫌になり、しかし、一人にはなりたくなかった、”私”。 　彼女は、ある冬の日、衝動的に街に出ていきます。 　そこで、彼女は、ある体験をし、”街”を見直すこと…

何度も繰り返す夏休み。 その夏休みでもきみは本当の思いを隠し静かに笑った。 その悲しげな笑みは俺に一本の道を示した。 海の中に溶ける俺に、神様は何度も夏休みをく…

鬼に生まれ変わったら、力がつよすぎて、触れたものが瞬時に滅んでつらい。 岩に触れるとバターのように溶ける。ブドウ園を歩くと、邪気がつよすぎてブドウがぽろぽろ落ちる。花に近づくと、…

その少年は必ず二十歳の誕生日前日に殺された＿＿。殺されては何度も赤児から人生を繰り返す少年・カルステンは今生こそ生き抜く為に、自身の出生の秘密に迫っていく……のだがそんな堅苦しい…

あらすじ 　飛行機事故の生き残りである少年が、青年へと成長する。 　その青年、ケンジの世界は閉塞感に満ちていた。ＰＣを操作してプログラミングを繰り返す。 　同級生のチホと偶然再会…

夕暮れが来て、街中が橙にそまる時間。おじさんは瓦斯灯に火をつけて歩く。 あたしはその隣を歩くのが、なんでかな、好きなんだ。

ライカンスロープ、人と獣の二つの面を持つ者。 真夜中、多くの人が眠らぬ都会も、多くの人が眠る田舎も、すべてを駆け巡る獣人たち。 自らの呪いは解けないのなら、どうやって生き抜こうか…

何時もはなんとなくやらない事。 それはきっと無意識に自分を守ろうとする自衛本能がそうさせているのかも。 私はとても怖がりです。 夜の道を歩く時は絶対に暗い路地なんか見たりしません…

夜に広がる異形の世界。 真夏の夜を歩く少年は、様々な異形の存在と、一人の少女との出会いを経験する。

【第146回フリーワンライ参加作品】#深夜の真剣文字書き60分一本勝負 夜が明けない世界を歩く二人の少年がCDを見つける、ひとときの話。

　アメリカ海軍特殊部隊「ネイビーシールズ」。 　そこに存在しないはずの「チーム11」、それの仕事、チーム1～10ではでは不十分な事態への対応。そしてもう1つ、いわゆる「汚れ仕事…

冒頭 雪が降るので恋しくなるのです。 あらすじ 帰り道を歩く男は、携帯電話で彼女と連絡を取る。彼女のアパートに着くと、不思議な事が起こる。そこにいるはずの彼女が……。

しるさん企画の『集え挑戦者！ 千文字縛りチャレンジ！』参加作品です。 https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054883786408 僕…

第三次世界大戦が終結してから五年が経過した西暦2050年。未だ戦争の傷が癒えない日本で「私」は探偵業を営んでいた。そんな「私」の元に知り合いの女学生から事件が発生したと連絡が来る…

明治時代初期。 そぞろ歩くふたりの間に、永遠の雪が降る。

　これは俺が20年近く前に体験した話。 　ある日の深夜、友人Tからの電話で興味の無い心霊スポットへ行くことになった。 　目的地は本当に霊が出るという噂のトンネル。俺はただのドラ…

恋人に呼び出されて住宅街を散歩する、それだけ。 不安定で鮮やかで、ほんのり色っぽい夏のお話です。 ※夜のカクヨム甲子園参加用作品