「本が読みたい」を含む小説

落ちこぼれ魔法使いのソウヤは魔法学校の二年生。 けれど彼は魔法が一切使えなかった。ずっと魔法が使えないままのソウヤに先生は厳しい言葉を告げる。 次の試験で魔法を使えなければ退学…

【夢月七海様の企画、同題異話に参加させていただきました】 深緑の森の奥の奥にある図書館には、本を読み、本と暮らす『読人（ヨムジン）』が住んでいる。 これはそんな彼らの日常の…

夏休み。夏期講習の放課後の五分間だけ一緒にいるクラスメイト。彼女がすべての本を読み終えたとき、彩は初めて、その五分以外の偽物の世界に思いを馳せる。

　受験勉強中の浪人生「小林昭人」は、出来のよい彼女とのギャップに苦しんでいた。 彼女は彼と同じ工業高校を卒業後すぐに就職。AIを創る会社に入社をした。 その後、工業高校時代から情…

太宰治の小説を愛読する彼女。 と、俺の話。 本屋から珈琲店へ向かうひととき。 珍しく明るいものが書けました。 本を読み始める前に、最後の方をぱらぱらぱらって見ちゃうのは私の癖で…

『snidel（スナイデル）』という海の家の、「履歴書不要。保証人不要。ひと夏通して住み込み可能な方募集」という求人に応募し、そこで出会った卓也と沙織。不遜で、不健全で、不道徳な…

銀のムテ人は、滅びゆく長命種族。 尊き血を残すため選ばれた少女・エリザと最高神官サリサの愛と葛藤を描く物語。 ＊分厚すぎる本が読みにくいように、１冊でまとめるにはかなりの長…

どういうこと？ つまり。。。

口下手で引っ込み思案な私。無口で無愛想で、だけど本当は優しい先生。放課後の国語科準備室で、私は先生と一冊の恋物語を読む。 静かで心地よくて優しい時間。一冊の本を覗き混みながら、時…

一字一句、丁寧に読み進めていくことは素晴らしい読書方法の一つだと思います。 でも、カクヨム含めて数百万の様々な本があります。 とてもとても追いつけません。 でも、速読って難しい…

間違い無く、僕らはGOTHに属する人間……。 ゴスの服を着て、ゴスの本を読み、他人に阿（おもね）る術を知らず、死のことばかり考えている。 でもゴスロリなんかじゃない。ゴスはゴスで…

サクヤ、二十三歳、男性。彼は今日も仕事帰りに図書館へと通う。図書館通いは彼の長年の日課となっていた。ただ一つの本を読む為に。その本の題名は〝３９（サーティーナイン）〟。 著者名…

「私はあまりにも長い間、本を読み続けていたのか」 黄昏が訪れ、本は閉じられる。 800字以内で簡潔の掌編です。

ある避暑地の寮に、女子中学校の生徒がスケッチ旅行へ向かう。 私だけは感じた。 ぞくりとしたことを……。 このことは、忘れられないです。 ＊＊ 余談ですが、現在、実弟はオカルト…

第一章　おじさん 　少年とともに暮らす「おじさん」は、地下世界でただひとり本を読み仕事を持つ。少年が既に文字を読めることを知ったおじさんは、少年とともに世界の中心にそびえ立つ山羊…