「手を繋いで」を含む小説

俺の初恋は、きれいな女の人だった。 残念なことに俺の身体は女の子で、ポジションヒロインだった！！ あんまりだ！！　でもめげない！　絶対に仲良くなってやる！！ クールなお嬢様は…

赤ずきんが狼にロックオンされました。 狼は赤ずきんを食べたいんじゃなくて、一緒に手を繋いで歩きたいのです——。 赤ずきんは、その手を狼に差し出すことができるでしょうか……？ …

ある日学校に着くと二人が手を繋いで心臓辺りから血を流している死体を発見してしまった。 後から来た生徒も騒然とする中、一人の少女が割って入ってくる。 そして目を輝かせて ｢殺人事件…

「わたし」と「わたし」が作り上げた「わたし」。 ふたつの「わたし」が、手を取り合えなくなったとき、苦しくてどうにも出来なくなることを知りました。 ふたつの「わたし」が、手を繋ぐと…

　いつもこの世界のどこかには彼女がいた。生まれた時、喋った時、壁に手をつき立った時。 　二人が刻んだ時間の数は同じ。誕生日を迎えれば同時に歳を取る。当たり前で不思議な現象。 …

『奴』と手を繋いでいなければ自動的に死にたがる『自動症』に掛かった『僕』の話。 ■『僕』 　奨学金と特待生制度を駆使して一人暮らしをし、近所の高校に通う学生。最近危ない所に近付…

在りし日の事。 女の子は、二人の人物と手を繋いで笑っていた。一人は男。もう一人は女。いわずもがな、三人は家族だ。小さな村で慎ましく。そんな暮らしだが、幸せに暮らしている。 ＿…

中学からの同級生、緋与子（ひよこ）と小波（さなみ）は、高校の下校時刻、二人で手を繋いでいた。 緋与子に対して感じる感情に、小波は気持ちをつけられずにいた。 繋いだ手の温かさが、離…

女は色として使い捨てられることがある。手軽で金のかからない便利な相手として不快感を抱いたまま、笑っていなければならないことがある。それが心底不愉快なのだ。

小夜子は、合格発表の場で、ひとめぼれ。その男と同じクラスになった。クラス会で和巳が一緒に観覧車に乗ろうと言った。和巳の気を引くために、中学の男友達に頼んで、わざと、男友達と手を繋…

ある高校の同じ組の男女。ひょんなことから付き合い始めるのだが、女の子のかわいい顔が中学３年のときに好きだった女の子の顔に似ていると、ポロッと漏らしたために。私はその子の代用品と怒…

ダボついた洋服を身にまとい、長い前髪に黒縁メガネをかけた女子高生、千月見夜。猫背で目を伏せて歩く姿はヤボったく、妖しくすらある。実は彼女は眼力者。妖怪、物の怪、妖の類――つまりバ…

夢月七海さんの自主企画、同題異話用に作ったお話です。 冬のこの時期、冷え性の私の手はとても冷たい。 だけど彼の手は暖かい。そっと手を繋いで、その温もりを感じる時間が、私はとても…

　バカな子ほど可愛いというが、アレは理解力のない純粋なバカを可愛いと言っているのではなく『理解力はあるのに見ないフリ知らないフリをして従順でいようとするバカ』を可愛いと言っている…

それは真夏の夜のこと。ママンのクローゼットの奥から引っ張りだされて、窓から放り捨てられたあたしは、おかしな男に拾われた。 若いピアノ弾きのアマデウスはあたしを連れて、フランス中を…

人類が月、火星まで進出して数百年、人類文明は絶頂期を迎えていた。 常に連絡を取り合って、更なる繁栄のために手を繋いで日夜進んでいた。 火星は孤独ではなかった。 だが、ついにその日…

中学校生活最後の夏休みをゲーム三昧、インドア全開で浪費する結大(ゆうだい)のもとに幼馴染の依子(よりこ)からメッセージが届いた。

今までの人生を振り返ってみる。 僕には勿体無いくらいの いい人生だった。 君のお陰だよ❤ *✲ﾟ*｡ ♪*✲ﾟ*｡ ♪*✲ﾟ**✲ﾟ*｡ ♪*✲ﾟ*｡ あなたを愛せたこ…

「不純異性交友には厳しいくせに、女子高生が二人で手を繋いでいたとしても何も咎められないのよ」 「……繋ぐの？」 「まさか」 　自分は彼女の代役で、彼女は自分の現実逃避。 　そう…