「口ばっかり」を含む小説

☆☆☆公募用あらすじなのでネタバレそのものです。ご注意ください！ 　時は１９３５年。英国の名ばかり貧乏貴族の娘、アリシア・ストーナーは大叔父の配慮で子どもの頃に怪我して曲がってし…

深夜、静寂の中でひとり、ドロップを舐める僕のもとに現れたのは、まるで恥じらう淑女のような月の光。口から零れた小さな流れ星が、光と命の境界を揺らす。夢か現か、崩れ落ちた月の残骸を手…

登場人物 A（主人公） 口に出すと願いが叶う力を手に入れた◯校生。 無口。 名前がAなのと無口なのは最終的に死ぬので思い入れを残さない為。

夕焼け模様が照らす頃。 今までお世話になっていた教室で男女二人は集合する。 その時に少女が口にした言葉―― 「もし、高校の三年間でお互いに好きな子が居なかったら、付き合お？」 …

　バーテンダー佐枝は標的を次々に泥酔させて事故に見せかけて殺害する。殺害するたびに、自分と同名の義妹・佐枝が受けた暴行のおぞましい記憶が一つずつ消えてゆく。 　二人目を殺害した後…

南條透真と川瀬ルリは、小学校の同級生。 三年生から六年生まで同じクラスで過ごし、いつの間にか仲良くなった二人。 しかし、中学では再会することなく、それぞれの道を歩んでいた。 月日…

慶長11年(1606年)　薩摩国。 かつて九州最強と呼ばれた戦国大名である島津義久の娘・亀寿姫は桜舞う春の日に、とある寺を訪れていた。 その寺の名は、永谷山・皇徳寺。 彼女…

　天堂さんは可愛い。とてつもなく可愛い。 　流川高校3年2組、出席番号21番の天堂桃香はクラスのアイドルだ。恐ろしく艶のある長い黒髪、きりっとした目元に涙ぼくろ、とてつもなく整っ…

――ぬちゃぬちゃぬちゃぬちゃぬちゃ―― 　よく挽いた魚を、つくねている時の音に似ていた。 漁村を舞台にした幻想猟奇小説。 入江が好きです。 個人的にはメルヘンラブコメです。 …

彼らが地球を旅立って約２年。ついにコンピューターは、人類の居住が可能であろう星を見つけ出す事に成功した。 そしてコールドスリープから目覚めた彼らは活動を開始する。果たしてこの星が…

心身ともに疲れ切った主人公は、ひとり夜の森へ入っていく。 星がよく見えるいつものお気に入りスポットへ向かうも、途中で異様な雰囲気が漂う場所を見つける。 近づいてみるとただの小屋で…

ある日、さまざまな場所で口裂け女や花子さんなど、たくさんの都市伝説や怪奇現象が現れるようになった。それによる不幸を集める謎の少年。その少年は一体何者なのか___！ ※都市伝説…

　人に聞かれたくない相談があり、 　だけど堂々と人前で話したい時って、あるでしょう？ 　わざわざひとけのないところまで呼び出すのは手間がかかるし、やっぱり、大事なことは顔を合わ…

深い森の奥に佇む、伝統ある女子高には「スール」と呼ばれる独特の姉妹制度がある。 だけど――私は誰ともそんな契約を結ぶつもりなんてない。 ……そのはずだった。 なのに、ふとした…

言い出せない王女様と生真面目な海軍軍人と歯に衣着せない教育係のお話。 「バカですか、閣下は」 王配教育の教育係は俺にこっぴどくダメ出しした。 溺愛なんてくだらないと評したのはま…

「器用貧乏のドブスの陰キャ女が、この俺に口応えしようってのか！」 パーティー都合で得意の黒魔法を封じられ、強引にサポート役を押し付けられていた闇魔術師のステラ。 せいいっぱい役割…

鬼を飼う一族、不知火家。 護法の柱として契約によって縛られた羅刹鬼・可畏(かい)は、不知火を護る代わりに贄を要した。 邪気を貯めに貯めた女を贄として捧げる事で、不知火は安寧を手に…

ふと気がつくと思ってもいないことを口にしていた。体が勝手に動いてしたくもないことをしている。 目の前にいるピンク色の頭の令嬢は、どうして笑っているの？アマリアの心が悲鳴をあげた時…

　約百名の高齢者が暮らしている特別養護老人ホーム。ここでは、およそ三、四か月に一度の周期で亡くなる入居者が続出する。 　いつも入浴のたびに「ワタシ、死ぬの？」とたずねてくるＳさん…