「不条理短編」を含む小説

美しい顔を持つ舞子と、醜い顔以外は舞子に瓜二つの香澄。 奇妙な会合は歪な関係を生み出す。 ※百合表現有苦手な方はご注意さい。

売り上げの低下や万引き犯の増加などによって、生存が困難になったとき、本屋は芽胞を形成する。 　芽胞とは、一種の仮死状態にある細胞である。非常に高い耐久性を持ち、煮沸などでも不活化…

「かーりぃちゃんは人間ではないので、 人間の法律とか、道徳に縛られる必要がないんですねー かわいいですねー」 　――サルモ・ネラキン 最終話は書き下ろし。外伝『桃だろう？』全5…

“感情がない”中学2年生女子である戸崎夜。 彼女が出会ってしまったのは、｢インターネットが産んだ怪物｣で──── ｢インターネット｣をモチーフにして書いたコメディSFです。ネッ…

無限に広がるオフィスのなかで、誰かのためにゲームをやりつづけることが仕事になっている男の話。 アメリカ文学風味不条理劇。

とある月曜日の朝。目を覚ましたH氏は、自身の口腔内右下奥に鋭い痛みを覚えた。そこで17年ぶりに歯科医院に行き、治療をしてもらおうとするが……⁈

全４話。 クリスマスから新年にかけて、親戚が集まってコテージで過ごすのが毎年の恒例だった。大人は大人で語り合い、子どもは子どもで集まって遊ぶ。俺はちょうどその中間の年齢。サンタを…

ある冬の夜、振り返るとパンダのぬいぐるみがいた。 そのぬいぐるみは毎晩現われ俺を追いかけているようだった。 なんだかイライラして待ち伏せして捕まえてしまう。 「やった！　これでお…

新語・流行語大賞の候補語すべてを本文中に使用するという、きわめて不純な動機のみで書かれたフィクション。 ※この作品はブログ【泣きながら一気に書きました】にも掲載しております。 …

そう遠くない未来に、聞かれるかもしれない質問。

七夕とその翌日に起こった、どうしようもない世界の終わり。そして、僕と彼女のお話。 ※高校のとき、文芸フリマにだしたモノを修正したものです。 前々々作：夕立ち放送フィルム 前々…

しょせんこの世は「副」ばかり。どいつもこいつも副、副、副。 肩書きに「副」の字を戴いた副次的な人間たちのサークル、あるいは秘密結社を覗いてみれば……。 ※この作品はブログ【泣き…

短編ホラー 修学旅行に行くはずだった二年一組の生徒は、いつの間にか学校にいた。そこで食べ物を得るにはクラスメイトを毎日一人殺さねばならなかった。女子校で繰り広げられる不条理デス…

私の昔の短編小説です。 不条理劇な感じで書きました。 面白いと思っていただければ幸いです。 三年前の翻訳です。日本語はとても酷いです。 http://yogah.blog.fc…

足し算から掛け算の時代を経て、いよいよ引き算の時代へ。 この引き算の世界では、何がどこまで省略されていても不思議はない――。 ※この作品はブログ【泣きながら一気に書きました】に…

ショッキングピンク、パッションレッド、ウルトラマリンブルー ――それら感覚的すぎる色の名前は、いったい誰が決めたのか？ 色に始まり色に終わる、いろいろありそうな色彩少年との不条理…

タイムマシンで幸せを手に入れようとする。 弱者を犠牲にして手に入れる。実に強欲である。 夢月七海さまの同題異話・三月号　　彼方なるハッピーエンドに参加させていただきました。…